以前から標準機能で備わっていたワンタッチコピー
まずはせっかく移行がほぼ終わった TS-453Be をもっとちゃんと使っていこう!と考え、SSD キャッシュと 10GbE の実現までの間(つまり拡張カードを購入するまでの間)、標準機能で出来る新しい使い方をやってみよう!と、NAS 前面の USB ポートにポータブル SSD を差し込んでの ワンタッチコピーを試してみることに。 以前も書きましたが、交換前の TS-431 でもあった機能ですが、今まで使ったことがありませんでした。
これが何に良いかというと、別途ご紹介予定ですが、Lightroom のカタログと写真データの格納に SanDisk のポータブル SSD 使っていたので、そのバックアップに活用できると踏んだのです。ポータブル SSD でも 2TB あれば私にとって写真の全てを保存するのに容量的にもスピードも問題ありませんでしたので、そのポータブル SSD のバックアップをお手軽に取れる仕組みがあれば、Lightroom 環境をローカル HDD を持つ Endeavor から完全移行出来ます。
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ワンタッチコピーの機能 - 自動転送
このワンタッチコピーは HBS3 (Hybrid Backup Solution 3) で設定。3種類のモードを設定できます。
- 自動転送:「新しいメディアを自動的にインポート」
- 詳細転送:「詳細アクションを設定します」
- 外付けストレージドライブ
ワンタッチコピーは HBS3 のパネルから設定します。
お、自動転送の設定なら差分でポータブル SSD に新たに追加したファイルだけをバックアップできそうです! これなら Lightroom で使う写真をポータブル SSD に入れておいて MacBook で利用する上での課題であるポータブル SSD の故障(滅多にないでしょうけれど)や紛失(こちらはジャングル状態の私の周辺ではありそう)への備えに対応できそうです。で早速試してみました。
が、ガーン。もとのポータブル SSD にあったディレクトリ構造を完全に無視して一つの NAS 上のディレクトリに全てのファイルがコピーされています! HBS3 の設定パネルの「詳細」ボタンを押してみると
- 接続されているデバイスに保存されている全て新しいメディアファイルはスマートインポートの保存先にインポートされ、Smartimportフォルダー内に保存されます。
- 新しいファイルのみがインポートされます。SmartImportフォルダに既に保存されているメディアファイルは転送されません。
確かに差分で新しいファイルだけを転送してくれるようですが、保存元のいろいろな(カメラごとの)フォルダ にある全ファイルを、NAS 上の Smartimport フォルダに保存し、ワンタッチコピーをするたびに Smartimport フォルダに無いファイルだけをコピーしてくれる機能のようでした。
私は複数のカメラを使ってきているので、まずカメラごとのフォルダを作りそこにそのカメラで撮影したファイルを保存する管理をしているので、これではファイルが全部一つのフォルダー内で混ざってしまいます。さらに同一カメラーメーカーの別機種を使うと、同じファイル名のファイルが存在することが普通にあるので、NAS 上では何かしらの rename が行われてしまうでしょう。「確実に全てのファイルを保存しておく」ことはできるでしょうけれども、もしポータブル SSD を紛失して NAS からリカバリしようと考えたらフォルダ構成を復元できず、Lightroom でも利用できなくなってしまいます。これじゃぁ私の用途には使えません。
ワンタッチコピーの機能 - 詳細転送
次に、詳細転送の設定パネルを見ると、フォルダに関する設定項目があり、これならできるかも‥と詳細転送モードにして再度ワンタッチコピーにチャレンジ。
次回はこちら!