QNAP の PCIe接続拡張カード で妄想?する
ワンタッチコピーで挫折をすると、それを口実に次のチャレンジに走ります。
⬇️【ワンタッチコピーの挫折】
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NAS 交換の (1) で紹介した、QNAP の PCIe接続拡張カードを調べていると、QNAP で色々ストレージ関係のオプション製品はあるのですが、その中の「QM2 拡張カード」と呼ばれる製品群の中の新製品のようでした。
こ意中のカードは同時に発表されていた下記の 2種類の拡張カードのようです。
- QM2-2P10G1TA : 10GbE LAN + NVMe接続のM.2 SSDを2枚搭載可
- QM2-2S10G1TA : 10GbE LAN + SATA接続のM.2 SSDを2枚搭載可
⬇️【当時見つけた発表のニュース記事はこちら】
業務用ではない NAS なので、PCIe スロットが一つしかありません。ですので一枚で二つの価値を得られると思うとちょっとワクワクしちゃいます。実際に買うと決める前から、「このカードを手に入れたら SSD キャッシュを載せるのが先か? 10GbE が先か?」と悩むのも楽しいものです。キャッシュであれば単体で効果を発揮できるはずですが、10GbE だと環境整備が必要です。具体的には Macbook 側にも 10GbE のインターフェースが必要ですし、一番の難関は NAS と Mac の間の LAN 配線。私の住む家は築 40年を超える古い家屋ですが 10年ほど前に耐震補強のリフォームをしておりその際に各部屋に当時では頑張って GB Ethernet で接続できるように Type 5e のケーブルを配線してもらいました。今までそれで困ったことは全くないのですが、10GbE だと情報では Type 6A か、Type 7 が必要とのこと。そうなるとケーブルを引き直す必要があります。ここでぐっとハードルが上がって、「10GbE より先ずは SSD キャッシュだな。」などと現実的な妄想に。そうなると二種類のカードの違いである 「NVMe接続のM.2 SSD」と「SATA接続のM.2 SSD」ってどう違うんだろう?などとまたまたビール片手に検索して調べることが出てきます。こうして今まで知らなかったことを少しずつ分かってくる過程が楽しいですよね。細かなパフォーマンス比較もありましたが、ほろ酔いでは「NVMe接続の方が早いけれど高い」というザックリした理解で十分。 「じゃぁ QM2-2P10G1TA だな。1文字しか違わないから間違えないように買わないと。」とか‥. あとは「いくらかなぁ〜」という心配。酔った勢いで突っ走ると危ないのでその日はその辺りで止めて寝ることにしました。
具体的に値段を調べ始める
パーツナンバーを間違えないように、QM2-2P10G1TA を調べると、ヨドバシでは取り寄せ、アマゾンだったら数日で配送とアマゾンの方が早そう。でもやっぱり4万円を超える価格ではほとんど NAS 本体に近い金額で右から左には簡単に買えるものではありません。ちなみに Amazon.com を調べると $200台。やっぱり少量輸入だと高く付くのかなぁなどと、様子見とすることにしました。 www.amazon.co.jp
QNAP QM2-2P10G1TA PCIe Expansion Card with 2 x PCIe 2280 M.2 SSD Slots QNAP QM2-2P10G1TA PCIe Expansion Card with 2 x PCIe 2280 M.2 SSD Slots
あった!安い
QM2-2P10G1TA は価格.com にもでもリストされないですし、販売店があってもほぼ 4万以上します。そもそも NAS メーカーのオプション製品なんて大きな需要はないのでしょうね。もしかしたら Synology でも使えたりするかもしれませんが。しかし、一店舗だけ何故か税抜きで 2万円台で売っている店がありました。
早速注文。そこで配送扱いにはせず、ついでに SSD も目で見て買ってこよう、とお店取り置きに。
翌々日たまたま秋葉原に行く予定があったので、カードを受け取り、 NVMe接続のM.2 SSD. も(一枚だけ)買いました。安いカードを見つけたとは言っても、全部合わせると結局本体の TS-453Be より高くなってしまいましたが、カードの引き落としを考えないように速攻で秋葉原を一回り。(なぜ本体より高くなったかというと、ついでに Mac 用の Thunderbolt3/10GbE インターフェースまで手にしてしまったからなのです‥)
キャッシュ装着して衝撃の事実
よし! 10GbE は配線を解決しなくてはならないから将来の楽しみにとっておいて、早速 SSD キャッシュを試してみよう! と早速カードに NVMe接続のM.2 SSD を一枚だけ装着し、カード自体も本体に装着。この頃もブログなんて考えておらず、写真を残していません。比較的少ない例だと思うので、カード関連の写真を撮っておけば良かったと思いますが後の祭り。ただし、写真の装着例を見ないと作業できないようなものではないのでご安心を。M.2 SSD の取り扱いは初めてだったので、カード側にあるヒートシンクに密着するようにシリコンパッドを貼り付けるのに少しだけ戸惑ったくらいでしょうか。カード自体は NAS から全てのドライブを一旦取り外して、背面のパネルをカード付属のものに付け替える必要がありますが、一般的なパソコンの拡張カード装着よりは筐体が小さい分作業しやすかったです。
GB Ethernet のままでもキャッシュの効果を見てみよう!と NAS を再起動すると‥
SSD の装着自体は認識されているのですが、標準のメモリ構成 4GB では不足でキャッシュの構成ができないというのです‥
(つ づ く)
次回はこちら!