KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

自宅 NAS 交換 (6) QNAP の PCIe接続拡張カード (10GBASE-T)①LANケーブル直結で軽く 600MB/s 超え (Read)❗️

衝撃から立ち直る

前回、本体のメモリ容量(標準の 4GB)の制約でせっかく装着した M.2 SSD をキャッシュとして利用できない衝撃にしばらく呆然としてしまいました。解決には追加にメモリ購入という投資をしなければならないことをが判明したのです。さすがにその月の出費が多すぎるので、メモリ増設は翌月以降のお楽しみということにしました。
その間、今ある状況で TS-453 をどう利用していくか? もちろんデータの移行やフォルダの整理、ユーザー登録など再整理をして普通に利用していたのですが、何とか Lightroom での利用の道を確認して手応えを感じておきたく考えていたところ、有るじゃないですか!ついでに買ってしまっていた MacBook 側の 10GbE アダプターが!

基本的にノートタイプのパソコンで 10GbE に繋ごうとすると、Thunderbolt 3 接続のアダプタしかないようです。その中でも比較的安価で、Thunderbolt 3 ケーブルを交換できるコイツにしました。ケーブルを長めのものに変更してアダプタ本体は視界の外(机の裏側)に設置できます。

直結という方法

課題の LAN ケーブルの問題(10GbE には Type 7 or 6A のケーブルが必要だけれど、うちの配線は Type 5e)解決のためのケーブル再敷設も検討はしていたのですが、まだまだ先の話と具体的には考えていませんでした。しかし、以前紹介した Studio9 さんの記事に、10GbE デバイス間を Hub をかまさず LAN ケーブルで直結しても 十分なパフォーマンスが得られるというお話があったのを思い出し、「そうだ、とりあえず NAS のそばに MacBook を持っていって Cat.7 ケーブルで直結し、テストだけしてみるか。」と。

QNAP コントロールパネルから NIC の設定をする。
QNAP コントロールパネルから NIC の設定をする。

早速、MacBook から 10GbE の IP アドレス、ジャンボフレームの設定を行った上で NAS を再起動。その間に MacBook を NAS のそばに持っていき、一本だけ買ってあった Cat 7 のケーブルで NAS の 10GbE インターフェースと、MacBook を SOLO10G で直結してみました。(もちろん MacBook の SOLO10G も同様の設定)

静的 IP アドレスとジャンボフレームの設定
静的 IP アドレスとジャンボフレームの設定

「キャッシュなし」+ 「10GbE LAN ケーブル直結」の測定結果 - 軽く 600MB/s 超え❗️ (Read)

Mac の Disk Speed Test で測定しました。このツールはストップボタンを押さない限り表示が止まらないので、画面キャプチャーの数字が最高とは限りませんが、おおよそ分かれば良い私には十分です。
そのおおよそでもビックリ!キャッシュ未実装の分、Write はさほどではありませんが Read は爆速!これなら Windows/Endeabor のローカル HDD よりはるかに早いです。 Lightroom 使うにあたっては、事前に写真ファイルをストレージの保存する時に Write パフォーマンスは保存時間として影響しますが、写真を管理・編集するにあたってはなんと言っても Read の時間が影響しますので、キャッシュを enable できないショックなど一瞬で吹き飛びました。

⬇️【Disk Speed Test (MacBook) と Crystal Disk Mark (Endeavor/Windows) の Read/Write の表示が左右逆なことに注意!】

10GbE 直結 (1) ストレージプール内のフォルダにアクセス
10GbE 直結 (1) ストレージプール内のフォルダにアクセス

10GbE 直結 (2) スタティックボリューム
10GbE 直結 (2) スタティックボリューム

Endeavor のデータドライブ (HDD/RAID1)

参考として、Endeavor の SSD C: ドライブ

Type 5e ケーブルを間に入れた配線を試してみる。

NAS と MacBook をそばに置いての Type 7 ケーブル直結テストが素晴らしい結果を見せてくれると、MacBook を本来の設置場所に戻して既存の配線 (Type 5e) を間に入れて試してみたくなりました。もちろん既存の 1GB 用のスイッチをかましては絶対に 10GbE のパフォーマンスは出るはずはなく、これまで使っていた TS-431 と大差ないような気がしますので、あくまでも直結にトライです。
私の家には Type 6A/7 のケーブルはもちろん 10GbE 対応のスイッチングハブもありませんので、既存の Type 5e の配線で使っていないケーブルを利用して NAS とMacbook を直結してみるのです。直結なのでスイッチで 1GB に制限されないですが、ケーブルの仕様が合わないのでやっぱり 1GB/s 以下に低下してしまうのか、それともそこそこの数字が出たら嬉しいな、とまた夢を膨らませます。 と、ここまで書いていて、どうやって「直結」を部屋を跨いで実現するかを言葉だけで表すことは難しいことが分かったので、ちょっと絵を描いてみようと思います。たまたま私の作業スペースと NAS の間には 2本の LAN ケーブルを配線してあったのです。(つづく)