先日解約した ATOK と並んで長年利用してきたオンライン辞書の「英辞郎 on the WEB Pro 年額コース」も利用停止の手続きをしました。
会社勤めをしていることは、アメリカ資本の会社だったこともあり英文資料を読むことも書くことも多く、仕事では英辞郎を活用していました。
去年まで勤めていたわけですからもちろんその頃はすでに Google 翻訳など結構精度も高いアウトプットを提供してくれていました。しかしその仕組み上機密扱いである会社の資料を Google のサイトにコピペするわけにはいきません。当然業務上のルールで禁じられていましたが、オンライン翻訳の仕組みを考えれば社内資料を社外システムに丸ごと貼り付けてしまう様なことが適切かどうかは良識から判断できることでしょう。
ではどうやって英文資料と向き合っていたかというと、社内にはまともな翻訳システムはなかったので、「これは英語力の強化も兼ねているのだ」と前向きに翻訳システムには頼らないスタイルで英文と接していました。
当然辞書なしで読み書きできるほどの英語力はないので、ちょっとよく分からない言い回しや英単語があると、ブラウザの最初のタブに英辞郎を起動しておいてちょこちょこっと調べていました。英文を書く際も、文章の翻訳ではなく、キーワードとなる単語をベースとして文例などからできるだけ自然だと思われる表現を探していました。単純に「日本語の単語➡︎英単語」で調べたものを使うと結構な確率で「そんな言い方英語ではしないでしょ!」と言う表現になってしまうので、候補となる英単語の文例をいくつも読みながらより適切な表現を探していました。
そもそも英文を書かなくてはならない機会もめっきり減り(使うのは QNAP サポートくらいでしょうか)、機密性の高い文書も皆無なので、お世話になった英辞郎をキャンセルするのは少し寂しいのですが、利用停止のボタンを押しました。