KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

ゆるくアマチュア無線 - デジ簡の熱が冷めて ID-52 を手にしたり、常設場所の変更を検討したり

30年前に 4級のアマチュア無線技士の資格を取ったままほとんどアマチュア無線をやっていなかったのに、デジタル簡易無線関連情報をチェックしているうちにアマチュア無線をもう一度ちゃんとやってみようかな、と思ったと言うお話です。

実質的な問題は無いのですが、個人ユーザーに誠実では無いのでは?と感じたデジタル簡易無線業界。その反動?でアマチュア無線に再度興味が移ってきました(もちろんデジ簡はいずれ使う時が来るはず)。
というのも、デジ簡関連のネット情報を調べていると、ももすけさんの YouTube がよく分かりやすくてチャンネル登録してみていたのですが、ももすけさんはアマチュア無線も含めた各種ライセンスフリー無線を楽しまれているようで、アマチュア無線関連の情報も必然的に目に入ってくるのです。

youtu.be

当然 Youtube では多くの無線関連チャンネルはありましたし、リアルワールドでも秋葉原の富士無線電機でデジ簡を購入した際など、やはりアマチュア無線機がそれなりに多く展示されているため、30年前に 4級免許を取った私にはデジタル通信など新鮮な技術も刺激となりました。

アイコム ID-52 を手にする

もともと札幌で 1992年に免許を取った際には今は無きマランツの C460, C401 という無線機を友人とスキーやドライブのお供として使っていましたが、その後は無線熱も冷めて東京へ転勤。東京ではアマチュア無線としての楽しみはしていませんでした(発信はしていない)が、好きな飛行機を見に行ったりエアバンドを聞いたりするので、受信機(受信専用機。トランシーバーと違って発信はできず受信できるだけだが、対応バンドが広いものが多い)とともに一応免許もあるわけで VX-3 を使っていました。

今でも VX-3 は手元にありますし、店頭でもしっかり売られているのが凄いところ。しかしお店やネットで見かける D-STAR なるデジタル通信が気になり、どうしても新しい無線機が欲しくなりました。
まぁ、色々な好みや基準はあるのでしょうけれども、昨年出たばかりでネットでも評判の良い機種なので、ID-52 を導入してみました。

色々やってみたい

久しぶりに新しいトランシーバーを手にすると色々な思いが浮かんできます。

CQ を出してみたい

アマチュア無線免許を取得して 30年、お恥ずかしながら CQ を出したことがありません。必ず「ツレ」との交信でした。
しかし、ただでさえ会社を退職して「今まで知らない人」とお話しすることが激減した上に、最近のコロナのせいで「初めまして!」という機会は皆無です。現実的にいちいち「初めまして」と言うか言わないかは別にして、今まで知らなかった人と会話をするという機会はほとんどありません(除く店舗スタッフ等)。
別にそれはそれで困ることでも無いのですが、生活に刺激があった方が良いでしょうから CQ を出してみたいな、という気持ちになりました。

D-STAR を試してみたい

リモートの人とのコミュニケーション手段として考えたら、どう考えたって利便性としては携帯電話なのですが、新たに(でもないようですが)導入されたインターネットも併用する D-STAR とやらを試してみたいと思いました。その背後には二つあって、一つは札幌のアマチュア無線免許を一緒に取った仲間を引っ張り出したいということ、もう一つは純粋にテクニカルな話ですがどう考えても少ない帯域で勝負しているはずなので、その限られた資源でのデジタル通信ってどのくらいできるものなのだろうか?という興味です。もちろん YouTube を含むネット情報を見ればおおよその事は分かるのですが、自分で試してみたいものです。

アンテナが今は広帯域受信専用なので‥

ただし、流石にハンディ機標準のホイップアンテナだけでは住宅街といえどもそれなりのビルに囲まれている環境なので、これではろくに飛ばないでしょうからアンテナを立てようかと思います。今屋根に立ててあるアンテナはエアバンド用に設置した受信専用アンテナなので、こいつを使って送信するとアンテナが壊れるそうです。なのでもう一本アンテナを立てようかと。。。

3級の試験にモールス信号の実技がなくなっていた!

アマチュア無線 4級をとった後、友人の一人が頑張って 3級も取得したので、私も一旦はチャレンジしてみました。アマチュア無線の 3級にはモールス信号が試験範囲に入っていて、当時は確か聞き取りが試験にあって、本気で覚えないとダメで少し勉強してすぐに挫折してしまいました。それが最近の試験では簡単な選択式も出題のみになったと言うことで、必死に覚えなくてもなんとかなるかもしれません。そうなると昔挫折した 3級にリベンジしたい気持ちも出てきます。

免許状の更新(無線局の変更申請)

変更申請は 19日で免許状が手元に

どこまで本気でやるのか自分でも分かりませんが、ID-52 を導入しましたのでまずは免許状を更新しないとなりません。

という事で、既存の局に ID-52 を登録したり、他にも本来であればすでに変更申請していなければならなかった項目もありましたのでついでに合わせて申請してみました。申請はデジタル簡易無線の登録申請を行なった「総務省 電波利用 電子申請届出システム」とは別の総務省 電波利用 電子申請届出システム Lite」で行います。
デジ簡の電子申請でも紙の申請と同等の処理時間がかかったため、アマチュア無線でも同じだろうと思って申請後は一旦忘れていたのですが、申請後 9日後に北海道総合通信局から「確認事項がある」と留守電がありました。
こちらから折り返し電話してみると、確認事項とは複数の私の変更する項目の確認でしたので、「これですぐに審査終了だな。」と思っているとなかなか審査終了にならない。結局審査終了になったのは電話で会話した日からさらに 6日後のこと。ここから返信用封筒を送付して、結局申請から 19日で免許状が手元に届きました。

スマート留守電がちゃんと機能した!

ところで話はアマチュア無線の話からそれますが、北海道総合通信局からの留守電について寄り道します。スマート留守電を使い始めてからいくつか知人からの留守電はありましたがいずれも一言しかメッセージが残されていなかったので大して力を発揮していませんでした。しかし今回は担当の方のメッセージ文章をテキスト化して LINE に通知してくれて、留守電メッセージのポイントが一眼で分かりました。

LINE/スマート留守電 に留守電内容がテキストで通知されていた。
テキスト化は1箇所だけ間違っていました(2回繰り返している『内線』の 1回目を「内西」に誤っている)が、ほぼ完璧!これなら私が電話で折り返す際には事前に心の準備はできていたので、ほぼパーフェクトな働きをしてくれました。

シール(免許証票)はもう無くなっていた

再びアマチュア無線の話に戻ります。昔は免許状の発行とともにトランシーバーに貼るシール(免許証票というものだったらしい)が免許状と一緒に来たのですが、今回は同封されておらず代わりに下のメモが入っていました。

送られてきた免許状と同封されていたメモ

まぁ、シールの価値がどれだけ有ったのかわかりませんが、わざわざシールを作成配布するこすとを考えると廃止は妥当なものかな、と思いました。

エリア変更をするかどうか...

私は北海道で開局したので 8エリアのコールサインです。ということは無線機の常置場所を北海道になっているということです。現在も札幌にも部屋はあるので常置場所として定めておくこと自体は問題無いですが、人様に貸してあり私は実質的に東京暮らしです。東京に引っ越してから「住所:東京、常置場所:北海道」の変更申請は問題なく完了しているのですが、最近はそのようなケースにはチェックが厳しくなっているようです。

「アマチュア無線局JF3CGNのWebサイトへようこそ」より転載させていただきました。

アマチュア無線局JF3CGN

本来であれば、「住所=常置場所=東京」という変更申請を行うのが筋なのだと思いますし、そうすれば何かの申請を行う場合に紙もの(例えば変更した免許状)の受け取りは関東総合通信局(九段下)でできるので、いちいち北海道に返送用封筒を送って郵送してもらう手間も省けます(どっちが手間かは別問題として)。しかしエリア(総合通信局)が変更になるとコールサインが変更になってしまいます。別に多くの人と交信を重ねてきたわけではないので、今のコールサインを知っている人も限られますのでどうでもいいと言ってしまえばどうでも良いのかもしれませんが、若き頃に取得したコールサインにもなんとなく愛着もあります。あと密かに老後札幌に帰る(?移住する)と言う可能性も否定できません。
エリア変更(常置場所の変更)は継続検討としようかなと考えています。