KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

povo の「基本料ゼロ円」が楽天のように「やーめた!」と言われたら困るな

ついこの前、Rakuten Mobile に替えて povo を iphone のバックアップ回線に設定したところで、iPhone の設定画面に電話番号が表示されないことが povo の仕様だと分かって驚いた直後ですが、KDDI がその大前提の「基本料ゼロ円」を止めてしまいそうな気がして心配しています。

povo ホームページより

KDDI 障害で当然 povo も使えなくなる

07/02 に発生した KDDI の障害によって povo も当然利用できなくなりましたが、私の場合 povo はバックアップ回線の位置付けなので特に影響を受けることはありませんでした。ちょっとだけ povo で電話発信してみましたが当然利用できず、au /UQ / povo をメインに利用している人の大変さの一端を感じました。

心配は「基本料ゼロ円」がもたらす同時接続数の増大と、障害対応コスト

スマホ側からの(一斉)再接続要求は当たり前

当初から KDDI が発表している

スマホの場合、端末が定期的に自動でシステムにアクセスしてくるため、アクセスが集中して大規模障害につながっている可能性はある。

とか、後から発表した

18台中6台のVoLTE交換機から加入者DBに対して、何度も繰り返されるような大量の信号を認識した。これによって加入者DBとVoLTE交換機の両方にアクセスが集中し、負荷が高くなる状況が継続していた

といったデバイス(スマホ)側からのサーバー側への一斉繰り返しアクセスは携帯ネットワーク上の仕様で当たり前に発生するものだと素人ながらに認識しています。
例えば圏外となり携帯網から一旦切れてしまったら、スマホから再接続要求をし続けないと圏内に入った時に繋がらない。)  

今回も KDDI 側の修理?作業終了後、全 KDDI ユーザー(au / UQ / povo) がスマホの電源を全て off にし、例えば西の県から時差を持って徐々に電源を入れていけば輻輳は発生しなかったはずですが、無数と言って良いユーザーにそんなことを要請することは全く現実的ではありません。

少しであっても再接続要求を減らしたいと考えたら...

今回今後の設計変更も示唆していましたが、そんなの時間がかかるに決まっていますし、お金もかかります。そうなると私のように普段利用していないにも関わらず電源 on によって KDDI のサーバーに接続しているユーザーは迷惑なはず。私のようなバックアップの位置付けのユーザーがどれだけいるのかわかりませんが、ほんの少しでも再接続の負荷を減らしたければ、そう言ったユーザーには出ていっていただく方が良いと考えても不思議ではありません。今後の対応にお金もかかるでしょうから、品質確保のためには「基本料ゼロ円」の旗を下ろしてもやむなしと考えても不思議ではありません

楽天がやった直後の今なら「タダはやめます」もショックは少ないかも

ウリの一つである「基本料ゼロ円」の旗を下ろすことは一定の非難を浴びるかもしれませんが、品質確保の方が優先度は高いでしょうし、「タダは止めました!」はついこの前楽天が実施済みですから、今なら驚きも和らぐかもしれません。

「基本料ゼロ円」を止めたらどうしよう...

私の場合 iPhone のバックアップ回線はソフトバンク系が望ましいけれど

「その時」が来たら考えるしかありませんが、私の場合メインの IIJ/docomo のバックアップとして考えているので、ドコモ系で無いことが必須です。本当は iPhone と同時持ちの Pixel 5a が IIJ/au なのでソフトバンク系が望ましいので、「その時」にソフトバンク系で低価格な基本料金設定のサービスがあればそれにすると思います。

場合によっては IIJ/docomo + IIJ/au も...

もしどこもが基本料金 980円/月 の横並びになってしまったらどうしよう。その時 IIJ のギガプラン (音声/SMS/データ 2GB) が安ければそれも選択肢かなぁ、なんて考えたりしています。それだと iPhone の「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにすれば、「IIJ 契約の一つのデータ容量のバケツから回線状態に応じて自動的に docomo 経由接続や au 経由接続が切り替わって便利かも!」などとも夢想しています。
が、現時点では IIJ の eSIM はデータ通信専用ですし、この組み合わせの場合 docomo や au 側の障害では対応できても IIJ 自身の障害があった場合にはなんの役にも立ちません。やっぱりダメかぁ...

などと夢想しても意味わなく、結局「その時」に考えるしか無いですね。

KDDI メインユーザーのバックアップ回線は何を選ぶのだろう?

とりあえず自分のことは「その時」考えるとしても、今回痛い目にあった KDDI ユーザーは「今」バックアップ回線を考え始めているはずです。結構プランの比較するのはめんどくさいのでひと様のケースまで私は検討しませんが、しばらくしたらそう言ったバックアップ回線の特集記事もでくるでしょうからそれを待つことにしようと思います。