春先に筐体の埃を掃除した QNAP 453Be ですが、猛暑の時期はエアコンを入れた室内であってもファンが回ります。気温が高ければ仕方がないですが、ここ二日ほど過ごしやすい日が続いているにもかかわらずファンが回り始めたので再度掃除をしました。
春めいてきただけなのに QNAP の NAS のファンが回り始めてビックリした - KuriKumaChan’s diary
どうやらオプションカードのファンがよく回るらしい
私の QNAP 453Be には「QM2 拡張カード」という 1枚のカードに SSD キャッシュと 10GbE I/F が乗っている便利ものを装着しています。一枚で欲しい機能が二つ同時に実現できるということで、このお陰で 10GbE の環境を手に入れられたようなものです。
自宅 NAS 交換 (5) 背中を押した QNAP の PCIe接続拡張カード (M.2 SSD×2 & 10GBASE-T) - KuriKumaChan’s diary
ところで、QNAP の NAS は QManager というスマホアプリで動作状況を確認できるので、ファンの音が大きくなった時に QNAP Manager をチェックしてみると、筐体の内部はどうやら 37℃ と 40℃近くになって NAS 本体のファンは軽く回っているだけで「QM2 拡張カード」のファンがブン回っているようです。
外観 - QM2拡張カード のあたりの埃が多い
写真を撮り忘れましたが、よくみると正面の USB コネクターが埃で埋まっていました。裏面(ファンのある方)はさほどではありませんが、QM2 拡張カードの取り付け面の穴が埃で埋まっていました。
3月の時もそうでしたが、QM2拡張カードの取り付け面に空いているパンチホールのような換気用?の穴は埃で覆われています。HDMI コネクタ部分も含め、まず背面に掃除機をかけます。
カバーを外してみる
HDD、増設メモリ周りはさほど埃はなし
HDD 周りはそこそこの埃です。もちろん HDD 自体密閉されているので大して埃がつくようなものではないですが、HDD を NAS 本体に固定するためのアダプタに若干の埃が溜まっている感じ。
仕様を超えた容量を装着してトラブった因縁の増設メモリも一旦取り外してみましたが、こちらは稼働部分もないことからほとんど埃は溜まっていませんでした。
10GbE / キャッシュオプションカードの放熱フィンとファンには埃も
QM2カードは、アクセスが増えれば発熱するであろうキャッシュだけではなく、(多分)トラフィックが少なくても発熱の多い 10GbE のロジックが乗っているので放熱のための銅板を装着してあります。この銅板自体にはさらに放熱のためのフィンがサメの大群のように 10列ほど並べられており、その放熱口と反対側にはファンがあってこれが音を立てて回転しているのだと思われます。
埃は放熱口(パンチホール)近くにほんわりと、またファンの周囲(フィンとフィンの間の端)にはビッチリと溜まっていました。特にファンの周囲の埃の密度は高いようなので、ファンが回ってもフィン間の空気が流れるのを阻害していたと考えられます。
おそらく 3月の時は筐体に溜まっている埃にビックリして QM2カードの埃までは気づかなかったのかもしれませんので、この部分はずっと埃が溜まりっぱなしになっていたのかもしれません。
ということで、QM2 拡張カード周りも含めて NAS の掃除はこまめにしようと思いました。