以前に 2回ほど Microsoft 365 を(実質的には Excel を)無料で利用したお話を紹介しましたが、今度は 1ヶ月間だけ有料で利用したお話です。
「データサイエンス・オンライン講座」第三弾の「誰でも使える統計オープンデータ」
会社勤めを終えた私にとっては日常生活では Excel はほとんど不要です。もちろんスプレッドシートはなんだかんだと必要としていますが、Google スプレッドシートで十分です。
そんな私がわざわざ 1ヶ月とはいえ有料で Excel を使いために Microsoft 365 を契約したのは、以前に受講した総務省のデータサイエンス講座シリーズの第三弾の「誰でも使える統計オープンデータ」を受講するためでした。以前はちょうど Microsoft 365 の「1ヶ月無料トライアル」期間に合わせて第一弾、第二弾を受講したのですが、今回も講座の前提に Excel の記載が有ったのと、流石にもう無料トライアルはありませんでしたので有料で契約することにしました。
データサイエンス・スクール/データサイエンス・オンライン講座/誰でも使える統計オープンデータ
講座の内容は
Excel の話がメインですがせっかくなので講座の話をしておきますと、第一弾、第二弾はデータサイエンス自体(というより数学の統計がメイン)がテーマですが、第三弾の今回は行政のオープンデータを集約している 「e-Stat 政府統計の総合窓口」を使ってみる演習講座、という感じです。
最終演習まで完了した感想としては、おおよそ新聞やニュースで目にするデータへの意識が高まった、ということです。国勢調査はもとより、人口動態調査、国民生活基礎調査、家計調査など、実はデータを扱う新聞記事というものは、記事の最初に情報源が記載されているものだと再認識をしました。その調査がどのようなタイミングや手段でどれだけの母数から集計された数字なのか?などということも e-Stat のサイトでわかります。
一方、慣れも問題が大きいのだと思いますが、e-Stat を使いこなすまでには至らなかったですが、今後ちょっと気がついた際に e-Stat を開いてみることができればもう少し e-Stat と仲良く慣れそうです。
また、ちょうど日経新聞で「北海道室蘭市が地図情報で避難所公開」という記事が掲載されたのもタイムリーで、このケースは教材として取り上げられ、実際に演習で室蘭市の避難所情報や人口情報を取得して地図に描いてみる、なんてものもありました。つまり(少なくとも現時点では)ほとんどの自治体で室蘭市と同じ「地図情報で避難場の計画や公開ができる」ということです。
Excel がなくても問題無かった
ところでこのオンライン講座での Excel の利用ですが、わざわざお金を払ってまで Excel を契約するほどではありませんでした。もちろん e-Stat が Excel フォーマットでデータ抽出できたりするのですが、今回の演習では Excel 自体がなくとも Google スプレッドシートでも全く問題無いレベルでした。
ちなみに第二弾では Excel の統計機能を使うこと、解答例が Excle の操作を前提とした解説がなされていることなどから、Excel 無しでは厳しかったです。
Microsoft 365 は 1ヶ月だけでも契約できる
肝心の Excle って 1ヶ月でも契約できるの?ということを書いておきます。
できます。通常の契約のページの中に「月額払い」もしっかり表示されています。
今回の私の場合は、結果的には Excel でなくとも良かったのですが、少し Excel を集中的に使ってみよう!という方も年間払い「¥12,984/年」を契約する前に一呼吸おいて一月だけ使ってみるというのも良さそうです。もちろん年額払いの方がお得な料金設定にはなっていますが、個人ユーザーの場合「本当に年間契約するほど使うの?」ということは考えた方が良いでしょう。
契約期日が近い、というお知らせメールは来ない
多くのサブスクを契約していますが、大抵は自動更新となっています。自動更新の場合、もし再契約するつもりがなのであれば現契約の期間中にキャンセルする必要がありますが、「現契約の期間終了日」を自分でしっかり管理していないと気がついた時は「再契約ありがとうございます」メールを受け取ってしまいます。
Microsoft 365 の場合も少なくとも現時点では「もうすぐ契約期日が近いですよ」というお知らせメールは送ってくれないようです。ただし、契約のキャンセルのためのリンクは目立つところにありますので、「キャンセル手順が分からない」ということにはならないと思います。
結論
私の今回のオンライン講座受講にあたっては、まずは Google スプレッドシートで受講を始めて、 Excel でないと解説の内容がよく分からない/演習ができない、といった時点で始めて有料契約をすれば良かったと思います。