猛暑が原因とも考えられる出来事がプリンター、NAS と続きました。プリンターはモノクロ中心の利用の中でもカラー印刷も少し増やすといった程度の運用で再発には至っていません。一方の NAS はアラートをメールで受信できるようにはしたものの HDD の高温対応は何かしなければなりません。
HDD の高温問題(高速回転ドライブが 50℃超え)
こちらの記事で書きましたが、NAS 内蔵の HDD のうち、7,200rpm のドライブの温度が 50℃を超えてアラートを出すという事象が発生しています(5400rpm のドライブは 40℃ 前後)。


SSD&10GbE の PCI拡張カードはもともと発熱が大きく、NAS 本体のファン以外に拡張カードに載っているファンが高速で回るのは通常のことですが、それ以上の温度になっています。
我が家の NAS の環境
温度に関連しそうな要因を考えてみます。
NAS 設置場所
NAS はリビングルームの隅っこにあるインターネットの光回線取り込み口がある壁に面して簡単なラックを置き、そこにハブ、NAS、 NAS 用 UPS などを置いてあります。

見た目などを考えれば、作業部屋やクロゼットに設置するのが良いでしょうけれども、もともと発熱がある機器だということで日中エアコンをつけることが多く、かつある程度視界にも入るリビングに置いています。
本棚と壁の間、というのは空気の流れが悪そうなのですが。
ドライブ構成
NAS の構成としては、HDD を 4本フルに装着。2本は 7,200rpm、残りの2本は 5,400rpmのもの。他に PCI接続のオプションカードで 10GbE ポートをもち SSD が装着可能な QM2-2P10G1TB (先日交換した QM2-2P10G1TA の代替) に SSD を 2枚載せています。

暫定的な対応
NAS のカバーを外す
とりあえず簡単にできることとして NAS のカバーを外して運用しています。当然ホコリが溜まることを考慮しなくてはならないでしょうけれども、NAS の筐体内部に熱が篭ることは避けられると考えています。
PCI拡張カードに追加の放熱板をつける
これは実は先日 QM2-2P10G1TA を交換した際に QM2-2P10G1TB の大きな銅製の放熱フィンをさらに広げたらどうだろう?と考え放熱フィンの裏側に平らな面があるのでそこに市販の SSD 放熱板を貼り付け、放熱面を広げてありました。
この拡張カードは SSD と 10GbE というそれぞれ発熱の大きい仕組みが二つも載っており、拡張カード専用のファンが結構高回転で回り続けていたので少しでも放熱の助けに、と焼け石に水かもしれませんがこんな対応をしていました。
システムファンの設定変更 - 「パフォーマンスモード」
もう少しまともな対応ができないものか?と QTS の設定を眺めていると、コントロールパネルに「スマートファン」なる設定項目が。

QTS のヘルプによると、
パフォーマンスモード:ファンはシステム温度を下げるために高速で回転します。このモードは高負荷システムに適しています。
ということなので、デフォルトの「通常モード」から「パフォーマンスモード」へ変更。

もしかしたら、筐体のカバーをしてある方がファンが高回転になった時のドライブとドライブの間の空気の流れは早くなるのでは?とも思いましたが、今のところカバーは外したままにしています。
(設定前後の回転数を具体的に比較していませんが、ちょっとした目視や体感の範囲では特別高回転になっているような印象はないので、控えめな動作なのかもしれません。)
解決につながらない対応(追記)
2025/08/23 追記しました。
後から気づいて設定したのですが、HDD ドライブごとに温度アラームの基準温度を設定できることに気づきました。自分で温度設定した記憶はないので、多分デフォルトでこのドライブには 50℃ が設定されていたのだと思います。この基準温度を変更したところで実際の温度が下がるわけではないので、単にアラートの数を減らすだけにしかなりませんが、51℃ に設定変更しました。(52℃になるとアラートが出る。)

さらなる対応案
これらの対応をしても、リビングのエアコンが入っていない時間帯には HDD 高温アラートが出ていますので、さらなる対応も考えておいた方が良さそうです。
NAS 設置場所の変更案
ラック自体の移設は難しいとしても、 NAS だけはもう少し空気の流れのあるところに移動する、という案はあるのですが、ケーブル長の延長に柔軟な Ethernet は良いとしても NAS の電源をとっている UPS とセットで考えなくてはならないのがめんどくさいところ(UPS 制御のための USB 接続もある )。今時は猛暑だけではなく停電も近所で結構発生しているのです。
発熱の少ない HDD (5,400 rpm) への変更案
いっそのこと、7,200rpm の HDD をやめて 5,400rpm のものに変えてしまおうかとも思います。そもそも安いし、発熱も少なければ多分筐体カバーを戻しても夏を乗り切れそうな気がします。しかしファイルのアクセス速度は気になります。キャッシュを装着した効果を Disk Speed Test で測定した際には 7,200rpm と 5,400 rpm では若干の差があったような気がします(今でも測定できますが)。その差が私の使用環境の中で一番 NAS の負荷の大きい Lightroom の写真アクセスではどうなのか?というところまではわかりませんが、一応は今後の検討の対象かもしれません。
別のファンで空気を送る案
筐体のカバーをしてしまったら意味はありませんが、カバーを外したままの運用を前提にするのであれば、HDD 間の空気の流れを良くするために別のファンを追加して運用する、という方法もあるかもしれません。NAS から 5V の電圧は取れそうなので、PC パーツとして売っているファンならいろいろありそうです。
エアコンを切る(外出する)時は NAS をシャットダウンする
セキュリティビデオカメラを導入したい(つまり NAS を 24時間利用する)、という考えはあるのですが現時点では自分が外出する際には NAS をシャットダウンするのが現実的、という考えがあります。一番手軽で省エネで確実だとは思うのですが、これは旅行に行く際などの最後の手段として考えようかと思います。
そう遠く無いうちに HDD の寿命も来そうですので、暑いと人間の頭の回転も良く無いため、つらつらと考えておこうと思います。