今回は、オールSSD の NAS ってどんな感じか?とブログや記事をあさって調べて最終的にどの製品を購入したか?の経緯を書いておきます。その際に私が参考にした情報は「参考資料」にリンクを掲載しておきます。
なお、この検討を行なったのは 2025年夏〜秋ですので 2026年5月時点で入手可能な製品がまだ世に出ていなかったりしましたが、一部 2026年5月に調べた情報も追加しています。
2026/06/01 時点で ChatGPT や Claude に聞いてみると TerraMaster の F8 SSD や F4 SSD という製品も入手可能なようです。
- 選択肢は二機種しかない - "ASUSTOR FLASHSTOR 12 Pro FS6712X" と "QNAP NAS TBS-464"
- 結局は 4年前のモデルの TBS-464 を選ぶ
- 《参考情報》
選択肢は二機種しかない - "ASUSTOR FLASHSTOR 12 Pro FS6712X" と "QNAP NAS TBS-464"
そもそもオールSSD の NAS を利用したいというニーズ自体がニッチなものもしくは限定的なものであって、個人ユーザーを想定した製品はほとんどありませんでした。長年の QNAP ユーザーの私がチラチラと気にしていた Synology でも私の手が届くようなモデルは無し。実際に個人が購入できる(1000,000円程度以下)製品は ASUSTOR FLASHSTOR と QNAP TBS-464 のみのようです。
最初にも記載しましたが、2026年5月時点では TerraMaster というメーカーの製品も入手可能なようです。
ASUSTOR FLASHSTOR 12 Pro FS6712X - なんといっても 10GbE 標準で拡張性も
ASUSTOR も Synology, QNAP と同様に台湾の会社のようですが、比較的新しい会社のようです。製品情報をちらっとみた範囲では個人ユーザーにも手のどきやすい H/W を提供している感じでした。
製品としての FS6712X は 10GbE を標準装備していることは私にとっては家の環境を最大限利用できることから望ましいことですし、さらにストレージとしての拡張性も 6ベイあるので 8TB SSD を使えば 48TB まで拡張できることは魅力的です。 気になるのが温度。いくつかのブログで 60℃にもなることのこと。もともと最近の猛暑で家の NAS (TS-453Be が HDD モデル) が 10GbE/SSD キャッシュの拡張カード装備のためか頻繁に 40℃を超えてワーニングが出ることが気になっているのくらいなので、60℃を超えると聞いただけで「ちょっとなぁ」となってしまいます。ただし、公表されている製品仕様としての「NAS本体動作温度」はどの製品も「0~40℃」でした。
QNAP NAS TBS-464 - 2.5GbE だけど
一方の TBS-464 はなんといっても新しくない!(2021年発売だから今となっては5年前のモデル)。しかも 2.5GbE なので、我が家の自慢の 10GbE の恩恵はあまりなさそう。さらに 4ベイしかないところもかなり気になるところ。
一方実際に使うかどうかは別にして、馴染みのある "QTS" (NAS の OS) だけではなくより堅牢な?ファイルシステム "ZFS"を用いる "QuTS hero" というOS も選べるとのこと。 ただその恩恵が私にどれだけあるのか?説明を読んでいてもほとんど分かりませんでした...
結局は 4年前のモデルの TBS-464 を選ぶ
慣れと信頼という観点では QNAP です。各種 NAS 本体の設定だけではなく、NAS のバックアップをとる AWS との連携など私の過去の経験が役に立ちそうです。
しかし "TBS-464 " には二つのネガティブな要素があります。一つは発売されて時間が経過していること。これは最新技術が取り入れられていない(かもしれない)こととモデルチェンジが近いかもしれない、ということ。もう一つは拡張性があまりないこと。
QNAP は HDD モデルであれば 4,5年に一度くらいはラインアップの更新を行なっているようなので「次のモデルを待つ」という選択も有力だと思いましたが、ニッチな製品に果たしてすぐに次のモデルが出てくるのか分かりません。
逆に「今買っておこう!」というモチベーションとなるのが SSD の価格高騰が見込まれること。
ai が Lightroom の画像ファイル置き場として使うなら 2.5GbE でも早い!ということを信じて「慣れて信頼できる」QNAP TBS-464 と Samsung の 990 EVO Plus 2TB をさっさと購入することにしました。
実際の購入したのは 2025年10月で、現在 2026年5月のような無茶苦茶な状況までは想像できていませんでした...
価格は (2026/05 時点比較)
本体は秋葉原にでも買いに行くか、と思っていたのですが、Amazon でも十分安いことと在庫があることがわかったので Amazon で ¥98,700。
SSD は Samsung 990 EVO Plus 2TB (MZ-V9S2T0B-IT) をやはり Amazon で ¥16,980、4枚で ¥67,920 と一式でかなりの出費ですが、5年以上は使うことを考えれば実用性とおもちゃとしては許容範囲かなと...
購入した当時は上記のように考えていたのですが、半年経過した現時点では SSD の価格がとんでも無いことになっているようです。NAS 本体は Amazon では 10%くらい高くなっていますが世の中全般を見ているとそんなものかな、と。しかし SSD は 4.8倍!当時4枚の値段では今となっては1枚も買えない!。ニュースサイトで実感なくメモリー製品の高騰を見聞きしていましたが、記事公開時点の価格コムの価格推移グラフを見ると、絶望的... この記事出しても誰の役にも立たなそうな気がしてきました。

次回は購入したての TBS-464 をまずセットアップ。その上で同じ 10GbE のネットワーク上にある TS-453Be とベンチマークしていきたいと思います。
《参考情報》
各種ブログ等
QNAP NAS TBS-464
2026/06時点の ai による SSD NAS の比較
実際に自分が購入するモデルを決めた際は最初に書いたようにブログ記事の評判をもとに決めていましたが、今となっては ai のアドバイスがあっても良かったと思います。私はもう購入済みなので関係ありませんが、ai の能力?の確認のためにも各社の比較結果を載せておこうと思います。なお、ChatGPT はあまりにも私の各種環境や情報を知りすぎているので一般的な回答が出てこないので載せることはやめました。
【Geminiの回答】
現時点(2026年5月)において、個人やプロシューマー(個人クリエイターなど)が現実的に導入できる価格帯・仕様のオールSSD NAS(主にM.2 NVMe SSD専用モデル)は、非常に魅力的な選択肢が出揃っています。
従来のHDDベースのNASと違い、「完全無音(ファンを除く)」「超小型」「圧倒的な高速アクセス」が最大のメリットです。現在販売されている代表的なモデルをメーカー別に紹介します。
◾️1. ASUSTOR(アジュスター):静音性とコスパのバランス型
ASUSTORは、個人向けオールSSD NASのブームを作った「Flashstor」シリーズを展開しています。
◾️◾️Flashstor 6 (FS6706T)
- M.2スロット数: 6基 (NVMe PCIe Gen3)
- ネットワーク: 2.5GbE × 2
- 特徴: ゲーム機のような薄型デザインで、リビングに置いても違和感がありません。価格と性能のバランスが最も良く、個人向けオールSSD NASのエントリーとして根強い人気を誇ります。
◾️◾️Flashstor 12 Pro (FS6712T)
- M.2スロット数: 12基 (NVMe PCIe Gen3)
- ネットワーク: 10GbE × 1
- 特徴: 6基では将来的に容量が足りなくなる不安がある人や、10GbEの高速ネットワーク環境で動画編集などをしたい人向けの本格派モデルです。
◾️2. QNAP(キューナップ):高機能・クリエイター向け
QNAPは、持ち運びやすさや動画編集などのプロユースを意識したユニークなモデルを展開しています。
◾️◾️TBS-464
- M.2スロット数: 4基 (NVMe PCIe Gen3)
- ネットワーク: 2.5GbE × 2
- 特徴: 「ノートPC感覚で持ち運べるNAS」をコンセプトにした薄型ブック型モデル。HDMI出力を備えており、テレビやモニターに直接繋いでメディアプレイヤー(4K再生対応)としても使えます。
◾️◾️TBS-h574TX
- M.2スロット数: 5基 (E1.S または M.2 NVMe ※変換アダプタ使用)
- ネットワーク: 10GbE × 1、2.5GbE × 1、Thunderbolt 4 × 2
- 特徴: 個人向けとしては最高峰のスペック。MacとThunderboltで直接接続でき、しかもSSDのホットスワップ(電源を入れたままの交換)に対応しています。4K/8K動画を扱う個人クリエイターに最適ですが、本体価格は高価です。
**◾️3. TerraMaster(テラマスター):圧倒的な高スペック・高コスパ
◾️◾️F8 SSD / F8 SSD Plus
- M.2スロット数: 8基 (NVMe PCIe Gen3)
- ネットワーク: 10GbE × 1
- 特徴: 片手で持てるパームサイズでありながら、8基のスロットと10GbEポートを標準搭載しています。特に「F8 SSD Plus」は高性能な8コアCPU(Intel Core i3クラスのN305など)を積んでおり、アプリの動作やデータ処理が非常に高速。コストパフォーマンスの高さで現在非常に注目されているモデルです。
💡 【注意】Synology(シノロジー)の現状は?
NASの最大手であるSynologyですが、現時点でも「個人向けのM.2専用オールSSD NAS」という形状の製品は一般向けに展開していません(企業向けの超高額な2.5インチSSDモデルのみ)。
ただし、通常のHDD対応モデル(DS923+やDS1522+など)の底面にあるM.2スロットを、キャッシュとしてだけでなく「データを保存する通常のストレージプール」として公式に使えるようアップデートされています。使い慣れたSynologyのOS(DSM)でSSD環境を作りたい場合、通常のNASキットにM.2 SSDだけを挿して運用するという選択肢もあります。
📊 主要モデルの比較まとめ
メーカー・モデル名 スロット数 有線LAN速度 こんな人におすすめ ASUSTOR Flashstor 6 6基 2.5GbE × 2 コスパ重視、静かな部屋に置きたい ASUSTOR Flashstor 12 Pro 12基 10GbE × 1 大容量化したい、10GbE環境がある QNAP TBS-464 4基 2.5GbE × 2 コンパクトさ重視、TVに直接繋ぎたい QNAP TBS-h574TX 5基 10GbE / TB4 Macでの動画編集、プロ仕様を求める TerraMaster F8 SSD Plus 8基 10GbE × 1 処理速度重視、10GbEを安く構築したい ⚠️ 購入時のワンポイントアドバイス 多くの個人向けオールSSD NASは、発熱とコストの兼ね合いから、SSDの接続規格がPCIe Gen3(第3世代)の速度に制限されていることが多いです。現在主流の超高速なPCIe Gen4のSSDを挿しても問題なく動作しますが、速度はGen3の規格上限(1スロットあたり約3,500MB/s)になります。NAS用としてはこれでも十分すぎるほど高速なため、あえて価格の安い大容量SSDや、発熱の少ないモデルを選ぶのが賢い選択です。
【Claudeの回答】
データが揃いました。3モデルを並べて比較します。
**TBS-464 vs F4 SSD vs Flashstor 6(NIC以外の比較)
項目 QNAP TBS-464 TerraMaster F4 SSD Asustor Flashstor 6 FS6706T 発売年 2021年 2025年 2023年 CPU Intel Celeron N5105(4コア 最大2.9GHz) Intel N95(4コア 最大3.4GHz) Intel Celeron N5105(4コア 最大2.9GHz) RAM 8GB DDR4 固定・拡張不可 8GB DDR5(最大32GBに交換可) 4GB DDR4(最大16GB) ECC 非対応 非対応 非対応 ベイ数 4× M.2 NVMe 4× M.2 NVMe 6× M.2 NVMe NVMe PCIeレーン Gen 3×2(全スロット均等) Gen 3×2(2スロット)+Gen 3×1(2スロット)非対称 Gen 3×1(全スロット) 最大容量 32TB(8TB×4) 32TB(8TB×4) 24TB(4TB×6)※当時。現在は8TBで48TB理論値 HDMI 2ポート(4K60Hz) 1ポート(4K60Hz) 1ポート(4K60Hz) USB USB 3.2 Gen1×2+USB 2.0×3 USB 3.2 Gen2×2(A+C) USB 3.2 Gen2×2 PCIe拡張スロット なし なし なし フォームファクタ B5サイズ・740g・超薄型 縦型コンパクト 縦型コンパクト OS QTS / QuTS hero(ZFS切替可) TOS 6 ADM 実売価格(本体) 約$600 約$400 約$450
2.5GbE以外で目立つTBS-464の差異をまとめると:
不利な点
RAMは8GB固定で拡張不可というのが最大の弱点です。F4 SSDが最大32GBに増設できるのと対照的で、コンテナや仮想化を多用したい場合に上限が痛く出ます。PCIeレーンの制約上、NVMeスロットがGen3×2どまりになっている点や10GbEの選択肢がなくなった経緯もここに起因します。 USBもGen1×2とUSB 2.0×3という構成で、Gen2を持つ他2機種に見劣りします。 2021年設計のため世代的な古さは否めません。
有利な点
B5サイズ・740gという携帯性は他に競合が存在しない独自のポジションで、持ち運んで会議室で使う、ロケ先に持参するといった用途では唯一無二です。HDMIが2ポートあるのも独自の強みです。そしてQTSに加えてQuTS hero(ZFSベース)へのOS切り替えが可能という点はTOS 6やADMにはない選択肢で、ソフトウェアの成熟度・エコシステムの広さではQNAPが一歩抜けます。
一言で言えば「2021年設計のハードウェア限界を、QNAPのソフトウェア資産と唯一無二の携帯性で補っている製品」です。据え置き用途でスペック対コストを重視するならF4 SSDやFlashstor 6が有利、持ち運びやQTSエコシステムに価値を見出すならTBS-464に理があります。

