KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

Minitsforum UM780 XTX - ちょっと使ってみたけれども...

昨年末に届いた 11年ぶりに新規調達した ミニ PC と呼ばれるジャンルの小型 Windows PC の Minitforum UM780 XTX。正月にセットアップしあったのですがブログは放置状態にしていました。 普段 mac を使っているので、せっかく買った Windows PC をあまり楽しめておらず大した使い方もしていないのですが、ごく初期のセットアップのところまで書いておこうと思います。

ザックリと言ってしまえば当たり前のことですが、Windows プリインストールモデルなので、最低限の i/o を接続して電源を入れたらすぐに(ブラウザーくらいは)使い始められます(ました)。
逆に言えば当たり前ですがノートパソコンと違って本体以外に最低限ディスプレイとキーボードは別途必要です。

初めて耳にした "Minitsforum" という中華ブランドですが、質感も上々で問題なさそうです。
一方やはり初めての Windows 11 にちょっと期待もあったのですが、Mac に慣れてしまったせいなのか Windows 11 自体がそうなのか、
「ちゃんと使うのがめんどくさいなぁ〜」
と思ってしまったのが現実でした。

内容物

送られてきた箱はミニ PC にしては結構大きい箱なのでビックリしましたが、開けると大きく二つの箱が入っていました。

下の小さい箱が PC の箱。上の大きな箱はクリスマスプレゼント!?

期間限定でクリスマスプレゼントのおまけが付いてきました。オマケの内容は、キーボード、マウス、マウスパッドやシールなど。これはこででありがたく頂きました。

クリスマスプレゼントの中身

肝心の PC の箱の中身はこんな感じ。

本体の梱包

本体の梱包に含まれるもの。本体は左下。

箱の中身で見慣れないものは "OCulinkポート" という外付け GPU 用のインタフェースパーツくらいで、説明書がなくても使い始められる感じです。

接続した i/o

ノートパソコンでは無いので、手持ちの i/o を接続して使います。

ディスプレイ

とりあえず今まで使ってきた Epson Endevor Pro5300 を DVI 接続している EIZO CX240 に HDMI 接続しました。このディスプレイには Mac も DP 接続しているので、古いディスプレイではありますが今でも大活躍しています。

キーボード、マウス

これもとりあえずですが Endevor で使っていた古い IBM のトラックポイントキーボード (Windows キーもついていない!) を USB接続してセットアップ。正月明けにやはり年末に注文してあった Lenovo のトラックポイント・キーボード II (Bluetooth) が届いたのでこれに変更。
マウスはトラックポイントがあるので今のところ接続していません。

スピーカー

無くても使えないことはありませんがやはり音がしないと寂しいので、寝室に置いてある古い Bose の SoundLink Revolve を持ち出し USB 接続。一本しか持っていないのでステレオではありませんが、コイツはモノラル(一本だけ)でも音楽であっても十分納得できる音質!
だいぶ前に ii型にモデルチェンジした旧型ですが長く活躍しています。

LAN

UM780 は Wifi でも使えますが、部屋の Wifi 環境があまり良く無いし、UM780 が 2.5GbE 搭載なので Mac 用に設置してある LXW-10G2/2G4 に有線接続。UM780 もちゃんと 2.5GbE を認識しました。
(速度計測はしていませんが)

自宅 NAS 交換 (8) QNAP の PCIe接続拡張カード (10GbE + キャッシュ) Write 400MB/超 (+ 10GbE スイッチも) - KuriKumaChan’s diary

セットアップ

最低限のセットアップ所要時間 - セットアップ完了まで約 30分

純粋な新規 PC としてセットアップを始めてから途中 Windows のアップデートも含めて 30分で使い始めることができました。基本的にはそのままの設定で大きな問題なく使えます(例えばブラウザは Bing のまま)。

少しだけ馴染めるように

今のところ UM780 をメイン使いにする予定はないので無駄なカスタマイズはしない予定ですが、そうは言っても「ちょっと Windows を使ってみよう!」と思った時に気持ちよく使えるように最低限のカスタマイズだけしておきます。
(Endeavor からの移行は今はまだやめておきます。)

やっぱり Chrome

ブラウザの性能とか機能はともかく、何かと Google にお世話になっていることが多く(Gmail, Google Drive, Keep, 各種オフィスアプリ等)、 Chrome の方が便利なのでセットアップします。、デフォルトブラウザに Chrome を導入設定しました。

NAS (QNAP 453Be) へのアクセス

PC 内臓ストレージ (SSD) は最低限に余裕を持った 1TB の構成ですが、やはり保存すべきファイルは NAS に置くのが私の運用なので PC から NAS ドライブへ簡単にアクセスできるようにしておきます。そのためには QNAP の Qfinder を導入してドライブをマウントしておきます。

Lightroom Clasic

写真ファイルは NAS においていますが、写真管理のためのアプリは Mac で Lightroom Classic を使っています。Adobe のフォトプランの契約なので 2台で Lightroom を導入して使えるので、UM780 にも導入しておきます。 Mac と Windows で交互に Lightroom を使うという運用は現実的ではありませんが、実際に軽く使えるまでのセットアップはしておきました。これはまた後日まとめておきます。

Windows 11 に関して - 久しぶりに「日経 PC 21」を買ってみたら憂鬱に..

去年「ミニ PC を買って久しぶりに Windows PC を触ってみたいな」と思ったきっかけが書店に置いてあった「日経 PC 21」が目に入ったことでした。昔 Windows PC を使ったシステム構築を仕事にしていた時期もあるので、この手の(PCオタクでは業務利用の人を対象とした)雑誌も目を通していたことがありましたが久しぶりに手に取ってみました。
サブタイトルが
使いにくい、邪魔なだけ、意味不明‥
Windows の大迷惑を切る

「なんだ、昔っから変わらないじゃん!」
と思いながら念の為買ってみました。ページをめくっているうちに「昔から変わらない」以上に「昔以上に複雑に/分かりにくくなっている」と思えてきて、だんだん WIndows を使いたくないと思ってきます...

そもそも Windows に「設定」アプリが登場したのはてっきり Apple の真似をして以前の「コントロールパネル」の名前を変えたのだと思っていたのですが、実は「コントロールパネル」は残したまま別に「設定」アプリを作って、しかもまだ両者が併存しているとのこと。信じられない!

すぐに直面 - Microsoft ストレージがいっぱいです

「日経 PC 21」の最初に挙げられている OneDrive の「勝手な同期」にすぐ悩まされます。容量不足を示すポップアップも何回も出ますし、そもそもタスクバーの OneDrive アイコンに❌が表示されたままクリックしても反応すらしなくなりました。設定アプリを見るとこんな表示が。

ここでは "OneDrive" とは言わずに「クラウドストレージ」がいっぱいです。

「日経 PC 21」で OneDrive のデフォルト容量が 5GB とは読んでいたのですぐにパンクするだろうなとは思っていましたがいきなりです。何がアップロードされたのかを確認するためにエクスプローラーで見てみるとピクチャフォルダに 5GB どころか 24GB もアップロードされているのが分かりました。

エクスプローラーで確認してみると

この中身は、上で少し触れましたが Lightroom を使うために、NAS 上には置くことのできない Lightroom のカタログ関連ファイルを Mac からコピーしたものでした。特にサムネイル表示のための "Previews.lrdata" が24GB あったのです。
ここで思うのは、「日経 PC 21」にも書いてありましたが、ユーザーの指定なく勝手にクラウドバックアップされてしまうのはいかがなものか?ということ。Mac でも同様に iCloud バックアップの仕組みがありますが、ユーザーの指定したフォルダのみ iCloud バックアップの対象となりますし、現在何がクラウド保存対象なのかが Finder (Windows のエクスプローラー) に常時表示されているので明快です。

Mac では Finder に "iCloud" というグループが明示されている。

Minitsforum UM780 XTX 自体の評価(感想)

正直評価するほど使っていないのが実情です。ベンチマークすらやっていません。
なのでたまに電源を入れて軽く使う程度の感想でしかありませんが、ちゃんとした製品のように見受けました。

質感も上々

"Minitsforum" というメーカーの名称も買う直前まで知らなかったので、どんな製品が届くのだろうか?と不安半分でしたが、梱包から本体の作り(筐体の作りや蓋の閉まり方(蓋はマグネットで固定されている)やコネクター類の接続やスイッチなどの動作なども十分な精度があるようで、チープ感は全くありませんでした。
PC のごくごく初期の頃を除いて Gateway, IBM, DELL, Lenovo, EPSON とそれなりのブランドの製品しか使っていませんでしたが、中華製品に脱帽という感じでした。昔々の Gateway や DELL より精度は高いような気もしました(タワー型とミニPC の違いはありますが)。

ファンはすぐに回る

いくらポータブル用 CPU の AMD Ryzen であっても、省電力の Apple M 型プロセッサと比較するのは酷なのかもしれませんが、電源を入れてブラウザ操作をする程度でもファンが回り始めます。特別うるさいものではありませんが、Mac mini ではファンが回ったことがないのでちょっとだけ気にしましたが、まぁそんなものでしょう。当然 HDD 内臓 4本の Endeavor のファンに比べれば静かなものです。ただし、ミニ PC なのでタワー型の PC と違って机上や比較的使用者の顔に近いところで使うので、小さな音でも気になりやすいのだと思います。