KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

裁判

「受刑者にも適切な医療を!刑務所医療過誤事件」 - (2) 訴えの内容を見聞きして思ったこと、考えたこと

前回は「経験はないけれど、裁判というものを傍聴してみたい」という方向けに CALL4 の紹介と第一回公判の様子を中心にまとめましたが、今回は実際に訴えを見聞きした内容などをもとに自分が何を考えたのかを記録しておこうと思います。まだ裁判も始まったば…

「受刑者にも適切な医療を!刑務所医療過誤事件」 - (1) CALL4 主催「はじめての裁判傍聴ツアー」に参加してみた

とある国家賠償請求裁判の第一回公判を「はじめての裁判傍聴ツアー」という企画に参加して傍聴してきました。 最近世の中で多く議論されていることに、弱い立場や制約を受けている立場の方々に対する「行政の対応は適切なのだろうか?」という問題提起がいく…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (5c) 弁護士との協業 自らの論理の整理 - 自分自身で迷いのない主張を持っていたい

損害賠償請求を受けた話の流れは一通り整理したので、今回は最後に私がどう考えてどんな対応を行ったのかを整理しておこうと思います。 裁判で不可欠となるこちらのアウトプットとしての主張(準備書面)は全て契約した弁護士が作成してくれています。ですの…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (5b) 民事裁判の進行 - 「リーガルハイ」とは違って相互文書交換

今回は私が経験した民事裁判の進行を中心にお話しします。人証尋問や判決に至る以前に和解合意になってしまったので、第一回公判から和解が成立した準備期日までです。そこでは堺雅人演じる弁護士が弁舌さわやかに論戦を演じるリーガルハイとは全く違う、事…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (5a) 「このたび、あなたに対する裁判が起こされました。」

最初 X社と私は「被害者」と「(加害者の)身元保証人」の関係でしたが、被害者が裁判所に裁判を起こしてから新たに「原告」と「被告」と言う立場も加わりました。 生まれて初めて被告の立場を経験した民事裁判を何回かに分け、裁判がおおよそどのように進行…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (4) やはり弁護士に相談しよう - 経験とバックグラウンドがないと交渉はできない

一言。もちろんお金はかかりますが、プロに任せてよかった、と思います。 お金がかかる、とは言っても X 社の「十分な説明は後回しで先ずは言いなりに支払ってくれ」に丸め込まれるよりはずっと良かったです。 自分が支払った金額も大切ですが、何より自分の…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (3) 被害者による説明と請求 - なぜそんなに強引に話を進めるのか

今回は、事件を知らされた直後に謝罪とともに被害などの状況の説明を受けるために私が被害者側を訪問したものの、被害の具体的な説明よりも私への請求及び支払いの話のみを先行して進める先方に強引さを感じ取り、自分一人では適切な対応を取るのが難しいと…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (2) 今どき身元保証人になるのはやめましょう!

私が巻き込まれた事件の概要 (訴状ベース) は前回紹介しましたが、今回は私への請求の根拠となった「身元保証人制度」についてその当事者としてのお話をいくつか紹介したいと思います。 なお、この文章も素人の私が調べたレベルのもので自分でも調べ尽くした…

横領犯の身元保証人として損害賠償請求を受け裁判になった話 (1)

先週まで 1アマの試験勉強に没頭していたり、日頃とっちらかしたようなテーマのブログを書いているので暇な元サラリーマンに見えると思いますが、会社の退職少し前から横領事件に巻き込まれていました。その被害額とされる 500万円弱をとある人物の身元保証…