KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

家庭内 LAN 配線の10GbE 対応 - LANケーブルの交換 (Cat5e →Cat6A) (3) Cat6A 対応プラグの装着(リベンジも!)

LANケーブルの交換において Cat6A 用の「ロードバー無し」タイプのプラグに玉砕したまま、二つ新たなプラグが届いたにもかかわらず放置しておりましたが、せっかくなので新しく購入したプラグで切断したままの CAT6A ケーブルを利用できるようにしたいと思います。合わせて「ロードバー無し」タイプにも再チャレンジしたいと思います。
結論を先に書いちゃいますと、今回購入した物いずれもちゃんと利用できるようになりましたが、それなりに難易度は高く「テスターを使いながら習熟するまでプラグづけの練習をしたほうが良い。」というのが結論です。

今回試したプラグ

Honknet CAT6A STP

  • 単にアマゾンで検索して上位に出てきたことと、コメントの「ロードバーの向きだけ注意すれば、初心者の私でも問題なく使用出来ました。」を信用して買いました。
  • 説明書類は一切入っておらず、Honknet で検索してもメーカーのサイトや使用説明に関する情報は見つかりませんでした。
  • 商品説明が結構適当で、私の購入履歴には「50個」の表示で実際に商品ページを見ると現在は「100個」になっています。実際には50個入でした。また商品説明の「2枚セット」は『ロードバーとコネクタ、 2ピース』という意味だと理解しました。

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私の購入履歴には「50個」の表示で実際に商品ページを見ると現在は「100個」になっています。
* ロードバー自体への芯線を通すことは特に問題なくできますが、ロードバーを外皮の根元ギリギリまで装着すると私の利用している Cat6A ケーブルが太くプラグに入り込まないので明らかに接触不良になってしまいます。かと言って外皮から余裕をっても(芯線を長くして先端にロードバーをつけておいても)ロードバー自体がプラグの奥に入り込まないです。もちろんロードバーが奥まで行かなくても芯線はプラグ先端の接点まで届いているので良いのかもしれませんが、なんとなく達成感のない作業です。

  • 実際、テスターでチェックすると不良の線が発生して、仕上げまでやり直すと一本の LANケーブル(両端 2プラグ)のために NG プラグを 10個出してしまいました。
  • カシメ工具はサンワサプライのものを利用したのですが、やや力を強めに入れた際にプラグの接点のうち二つが浮いてしまったものができました(テスターでも接触不良)。これは単に力の入れ過ぎなのか、工具がプラグメーカー用ではないためか、そもそもプラグの最初の加工の問題か、何が原因かわかりませんでした。
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    二つの接点が飛び出てしまった

サンワサプライ CAT6 (NOT 6A) ロードバー付き

  • Cat6A 対応のロードバー付きが Honknet のものしか見当たらなかったので、「Cat6 用」のサンワサプライのプラグも買ってみました。

  • これはちゃんとネットに加工方法が紹介されているので、分かりやすいです。 CAT6ケーブル自作 | サンワサプライ株式会社

  • ネットの情報「12.全ての芯線をロードバーに通したら、ロードバーを外皮近くまで押し込みます。」とありますが、目一杯押し込むとやはり Honknet ほどではありませんがケーブルをプラグの先端まで押し込めなくなってしまいますので、ロードバーは外皮から 1cm弱のところにしました。

  • 現実問題として Cat6A 用ではありませんが、2mほどの短いケーブルでした試していませんが特に通信速度に大きな影響が出るようではありませんでした。

サンワサプライ カテゴリ6RJ-45コネクタ(単線用) ADT-6RJ-10N

サンワサプライ カテゴリ6RJ-45コネクタ(単線用) ADT-6RJ-10N

  • 発売日: 2015/09/15
  • メディア: Personal Computers

【リベンジ】サンワサプライ CAT6A ロードバー無し貫通型

  • 前回まったくが歯が立たなかったロードバー無しのタイプで、前回は芯線自体を 8本貫通すらできませんでした。しかし、CAT6A対応を謳う数少ない国産のコネクタです。
  • 今回は再度ネットの加工方法のページ(CAT6Aケーブル自作 | サンワサプライ株式会社)を熟読してのチャレンジです。
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    加工ページに表示される注意事項。今回これもよく読んだ。
  • 前回は無謀にも LANケーブル加工の初の経験としてチャレンジしたので芯線の扱いなど見様見真似でしたが、ジャックや上記のプラグ等の接続で延 20回程度は芯線の並べ替えや伸ばしを経験していて、特によりの戻しについては単に回数を繰り返すだけではなく、芯線中心に対して平面的な伸ばしだけではなくその垂直方向の伸ばしをする、1本単位の伸ばしだけではなく並べて 8本同時に伸ばしをする、芯線先端部分は 8本揃えるのは困難なのでしっかりカットするなど経験を積んでいましたので、今回はスーッと 8本貫通させることができました。まぐれかと思って再チャレンジしましたが今度もスッと通すことができました。この前は心の中で不良品扱いしていたのですが、慣れてしまえば余分なロードバーも不要で上記の二つより使いやすく思えました。(サンワサプライさんごめんなさい!)

  • 注意点としては上記加工方法のページにある 17番は要注意です。おそらく「向き」に関してはプラグの接点に工具の刃が当たることを避けるための注意だと思いますが、抜け防止の爪が上を向いたときに刃が爪の根元を削らないように気をつける必要があります。なんとなくプラグをかまして力任せにカットすると爪の根本も削ってしまうことがありました‥

17.外皮むき工具を使い、プラグの先端から出ている余分な芯線を切り落とします。 ケーブルを写真の様に外皮むき工具にはめ込み、強く握り締めると、芯線が切断できます。
※プラグや外皮むき工具の向きなどを間違えないように注意して下さい。

サンワサプライ カテゴリ6A RJ-45コネクタ(単線用) ADT-6ARJ-10

サンワサプライ カテゴリ6A RJ-45コネクタ(単線用) ADT-6ARJ-10

  • 発売日: 2018/12/30
  • メディア: Personal Computers

利用した LANケーブル加工専用工具

外皮むき工具(LAN-TL11)

外皮に傷をつける目的であれば刃の高さを調整できるので完全に汎用性があります。サンワサプライのロードバー無し貫通型ではプラグから飛び出ている芯線をカットする刃もついてます。さらに「スパイキ」と呼ばれる目打ちのような大きな針?も内臓しています。ググってみるとスパイキは LANケーブル加工専用工具というよりは、ケーブルの編み込み/捻線をほぐしたりする文字通り目打ちのような工具を指すようです。サンワサプライのケーブル加工のページでは芯線の捻を戻すのに利用することを推奨しています。ただ個人的には捻をほぐすには指でほぐしたほうが確実ですし、ほぐしてバラになった芯線を真っ直ぐに伸ばす/シゴくには親指と人差し指の腹でやった方が確実な気がします。ただし、業務として大量のプラグ取り付け作業を行う際には指だけでやっていると痛くなってきますので、スパイキを上手く使った方が良いのかもしれません。

かしめ工具 (LAN-TL8)

プラグの芯線と接点の圧着のための工具ですが、RJ-45 プラグのかしめ部分がどれだけ統一された規格となっているのか分かりません。しかし上記のプラグを使う範囲では問題なく利用できたようです *1

サンワサプライ かしめ工具(ラチェット付) LAN-TL8

サンワサプライ かしめ工具(ラチェット付) LAN-TL8

  • 発売日: 2006/01/20
  • メディア: Personal Computers

テスター (LAN-TST6)

必須工具です。特に今回は大量の接触不良コネクタを作ってしまったのでこのテスターにはお世話になりました。ただし、前回のように 1F/2F でテスターを分離してリモートテストしているときには気づきませんでしたが、接触不良ではなく配線不備(テレコ、正しくない配線をした)の場合は、テスターを分離せず LANケーブルの両端を刺して同時に目視しないと不良を発見できないことを知りました。テスターの本体側/リモート側それぞれが同時に 1 → 8 番を点灯させることができるか、ずれて点灯するかで判断できるのですが、両端を同時に目視しないとそれぞれが揃っているかどうか分かりません。

専用工具以外

上記の LANケーブル加工専用工具以外にもいくつか必要な工具があります。

  • ケーブルカッター 長尺のケーブルを必要な長さでカットする必要があります。ペンチのカッター部分でもできますし外皮向き工具でもカットできない事はありませんが、私は電工用のケーブルストリッパーを用いました。電工ケーブルの皮膜向きではなくカッターとしての利用です。電気工事用の VVF ケーブルなどに比べると LANケーブルは芯線も本数が多くても細いので、電工用ケーブルストリッパーで気持ちよくカットできました。

  • ニッパー 芯線のカットに必要です。芯線はいったんバラして順番を揃えて並べると結構先端がバラバラになるので、ロードバーを通すときになど必要になります。サンワサプライの貫通型プラグの余分な芯線もニッパーでカットできますが、外皮向き工具に貫通ケーブルをカットする刃がついているのでこれを使った方がキレイ(プラグの先端からの芯線の飛び出しが少なく揃う)かも知れません。

その他

先入プラグカバーは使えなかった

プラグを装着する前にケーブルに通しておくカバーを買って使おうと考えていましたが、ケーブルが太くカバーに入りませんでした。ま、これは通常の Cat5e までのケーブルであれば問題ないのだと思います。後付けタイプのカバーもあるようなので今後それを試してみようと思います。

LANケーブル加工/配線全般について

難易度としてはコネクタ(プラグ/ジャック)の芯線の扱い(捻の対応、T568A/T568B の違い)に理解と習熟が必要だと感じました。電気工事士実技試験の配線で「の」の字に芯線を丸めるテクニックがあるのですが、そのくらい LANケーブルの芯線の扱いには慣れが必要ですので、何回も本番前の練習をしておいた方が良いでしょう。
ケーブルの配線自体は電気工事での VVF などと同じです。本気で自力で新規に配線するとなると「電気工事士の資格」知識の何倍も「家の構造物/内装の仕組みと常識」を理解していないとケーブル (CD管) やジョイントボックスの設置など難しいでしょう。壁の裏にケーブルを通すって大変な事なんです。(例えば間柱の位置確認、胴縁の有無によっての配線の可否など。)
どちらかというと LANケーブルを部屋間で通すことよりコンセントを増設する(それはコンセントの場所まで電源ケーブルを配線すること)方が法令の規制があるので資格取得の手間が必要ですが、電気工事士の資格は持っていて損はなかったな、と感じました。

今後の LANケーブルは全部自作するか?

きっとしないと思います。つまり新たに必要な長さのコネクタ(プラグ)付きの加工済みケーブルを買うと思います。もちろん今回余ったケーブルでプラグ付けの練習をしたケーブルが残っていますので、これを適当に加工する事はあるでしょうけれども、Cat6A ケーブルはそれなりに太くて取り回しが面倒なことや当面 10GbE 機器は増やせない(ハブのポートが足りない)ので、各種機器の接続用であれば加工済みケーブルで十分ですね。

*1:Honknet の接点浮き現象は工具のせいかも知れません