※ 2020/11/12 製品取扱説明書に OBD 接続時に自動電源 OFF される旨の記載がありましたので追記しました。
7 年ぶりに車を購入したので併せてレーダー探知機も新調してパネルの裏側への配線をディーラーにお願いすることにしました。もともとそんなに飛ばす方では無いので(少なくともゴールド免許です)レーダー探知機など必要性はあまり無いのですが、昔北海道に住んでいたときにたまたま積雪の期間にレーダー探知機を外したまま初夏を迎えたら運悪くつかまってしまった(私は助手席でしたが)経験があるので、それ以来レーダー探知機はお守りだと考えてずっと付けています。
今は会社勤めも終わって自動車を運転する機会も増えたので、最新のレーダー探知機を勉強してみようと最新情報を知るところから始めました。ま、精神安定剤ですね。
なお、具体的な性能評価などは人様の情報を頼っていますので、ご紹介している YouTube などでご確認ください。YouTuber の方々は結構丁寧な評価を行なっているようです。
ネットでの調査
YouTube が分かりやすい!
レーダー探知機に限った話ではありませんが、製品比較など最近は YouTube を参考にする機会が増えていたのですが、今回も YouTube の方がネット記事より分かりやすいと感じました。製品紹介の記事は本気でユーザーが書いたものよりも、単に広告目的の当たり障りのない表面的な記事の方が量が多く、検索結果に登場する広告目的の記事の山から価値ある記事を探し出すのが大変だと思いました。それに比べて視聴者の評価をうける YouTube の方が価値を提供しようとするコンテンツが多く見受けられました。実際に参考にした YouTube は後ほど紹介します。
新しく知ったこと
世の中の物事には常に興味を持っていたいとは心掛けているのですが、速度取締りの世界は自分がさほどリスクを感じていなかったせいかあまり最新情報をチェックしていませんでしたが、今回探知機を調べていたら知らないものがありました。
レーザー式速度測定機
「レーダー式」ではありません。レーザー式です。つまり電波では無く光を使うってことですね。スマホで言えば iPad や iPhone に搭載された LIDAR のことのようです。呼び名はいろいろあるようで、光オービス、移動式オービス、有人式オービスなど。レーザー光を使った軽量小型な速度測定器で移動設置がしやすく人が操作して計測するもの、らしいです。
意外なことですが、天下の Wikipedia にも軽くしか情報は載っていませんでした。(下記の引用は「レーダー探知機」から。2020/11/01 現在 「速度違反自動取締装置」、「スピード測定器」の二項にはレーザーのお話は触れられていませんでした。)
近年は、レーダーを使用しない取締用機器も多く、道路アスファルト下に車両検知装置を埋め込んだ方式(ループコイル式、LHシステムなど)、光電管式(送受光器から対面する反射板間にレーザー光を送信し、2点間の通過時間から速度を計測する方式)やレーザースキャン方式(レーザー式/LIDAR方式)を使用している地域がある。 電波を使用しない取締りに対しては、レーダー波受信機能による警告は不可能である。
さらに、パトカー・覆面・白バイ車両による追尾式取締り(レーダー波を使用しないもの)、パトカーによるレーザー式取締りや「光電管」「レーザー式速度取締機」などを用いた有人式取締りなどをレーダー波受信機能で検知することは不可能である。ただし、レーザースキャン方式の取り締まりにはレーザー探知機能のある探知機を使用することで検知できる場合がある他、光電管などを用いた有人式取締りでも、取締連絡用警察無線(350.1MHz)が用いられていれば、その取締無線を受信する可能性はある。
ゾーン30
そもそも存在を知りませんでしたが「生活道路を含む定められた区域で最高速度が時速30㎞の速度規制を実施するエリア」だそうです。警察で対象地域を発表しているので調べてみたら、自宅の近隣で自分が車で乗り入れているところはありませんでしたが、いくつか近所に設定はありました。こういったエリアでの速度取締りにこの移動可能なレーザー式測定器が用いられているそうです。
[Q]住宅街などで見かける「ゾーン30」って何の標識ですか? | JAF
超過速度15キロ未満の取り締まりが約8倍に!新型オービスによる「ゾーン30」取り締まりが原因か!? | clicccar.com
ネット情報でもよく分からなかったこと
具体的な取り付け方法
これは具体的な製品レベルの話ですが、実際の配線や付属のブラケット/ステーがどのようになっているかまではなかなか分かりませんね。メーカーのサイトでも配線をあえて写さないで本体のみの設置例を掲載していることが多いようです。それだと何が困るのかというと、ケーブルが本体/センサーのどこからどちら方向にケーブルが出ているのか?どんなステーが付属していてどのように使えるのかまでは分からないと、狭いダッシュボード周りでどこに設置できるか?メーター周りの斜めなところに設置できるのか?などがからきし分かりません。みんカラには設置済み例の写真は結構掲載されているのですが、自分の車と自分の探知機の組み合わせは見つけられませんでした。まぁ、普通は製品を買ってから実際にだいたい合う範囲で設置するものなのでしょうが、納車までに時間があるといろいろ調べたくなってしまうのです。
OBD 接続の暗電流
あと、OBD 接続の場合、
キー連動「ON/OFF」機能がある商品を選ばないと、エンジンを切っても、OFFにならずバッテリーが上がってしまいます。OBD2コネクタに差し込むだけのタイプは「ON/OFF」制御が難しいのです。
という情報があって気になりました。今まで乗っていた車がハイブリッドでバッテリーが上がり易く(とディーラーが言うのですが)二度ほどバッテリー上がりを経験したのでとても気になりました。が、個々の製品に関して「キー連動 ON/OFF」制御の有無を明記したオンライン情報は見つけられませんでした。一般情報としてはアマゾンなどで評価にバッテリー上がりなどが載っていないか確認しするかないのでしょうね。
OBD2接続のメリットや注意点とは? … OBD解析の専門家 テクトム 富田直樹代表に聞く | CAR CARE PLUS
※ 2020/11/12 補足
取扱説明書に下記の記載がありました。OBD 接続でも「本体の電源スイッチで電源 OFF しないでください」と明記されていることから、この製品に関してはエンジンを切れば数秒後に確実に自動的に OFF になるようですね。
具体的な検討項目
調べても分からないことはあるのですが、実際にあるてい製品を絞り込んでからかんがえることにしました。
レーザー式測定器対応を前提に
今後はレーザー測定器が増えることが想定されるようなので、レーザー対応機種を前提として考えました。
【2020年】レーザー光対応レーダー探知機おすすめランキング20選|Motor-Fan[モーターファン]
【2021年最新版】レーダー探知機の人気おすすめランキング10選【GPS搭載モデルも!】|セレクト - gooランキング
上記以外にも記事はいろいろあるようですが、ランキングは別にしてレーザー式測定器対応製品を出しているのはメーカーとしてユピテル、コムテック、セルスターのみのようです。
セパレート方にしたい
車がスバルのアイサイト搭載車なのでそもそもミラータイプは NG ですし、中央部には実質設置できないのでハンドル右側の A ピラー横の狭いスペースに設置するのが現実的です。
あと私の素人考えですがレーダー(電波)よりレーザー(光)の方がセンサーの垂直性が求められるような気がして、なんとしてもセンサーは前方への垂直性と水平性を確保したいなと思いました。そうなると機種は少ないのですが、ディスプレイ部分とセンサー部分を別筐体としているものを選択したいところです。現在使っているレーダー探知機は一体型なのですがディスプレイを見やすい角度にするとセンサーは真正面を向きません。しかしレーダー探知のみならアンテナがやや正面から外れてもそう大きな感度への影響はないような気がします(個人の思い込みです)。しかし今回はレーザー対応機を前提にするので、ディスプレィの角度によらずセンサーを真正面に向けたいのでセパレート型にすることにしました。
OBD 接続
車の営業さんに取り付けの相談をしたところ、OBD 接続の方が(他の電源配線方法より)工賃を安くできますよ、との話だったので OBD 接続を前提にしました。がほとんどの製品が OBD 接続用のケーブルも別売していてこの条件で落ちる製品候補はありませんでした。もっともスバルのディーラーはレーダー探知機自体の装着は請け負っていないということなので(アイサイトにあまりよろしくないということ?)、OBDケーブルを指定の位置まで配線してもらうことだけお願いすることにしています。
製品選びはこの YouTube を大いに参考にさせていただきました
YouTuber のテスト動画から判断すると、 製品選びとしてはレーダーでもレーザーでも安定した性能を発揮していたセパレート型のユピテルの LS700 がいいなと思いました。
が、更に調べてみると LS700 同等製品がマニュアルなし(ダウンロード可)パッケージの「ユピテル レーザー光対応レーダー探知機 SUPER CAT LS70a セパレートタイプ 3.6型液晶タッチパネル」なる製品があることが分かりました。アマゾンで LS700 も売っていますが安い LS70a に決定しました!
と言うことで今回は LS70a に決めるまでのお話でした。次回は納車までに配線をディーラーにどう頼むのか?という経過を紹介したいと思います。