昨年書いた、Amazon の購入履歴確認ツールの記事にコメントが寄せられて、もっと使いツールを作ったよ、とお知らせをいただきましたので、早速使わせていただきました。
もともとのツールは?
昨年利用したのは「アマゾン注文履歴フィルタ」という Chrome ブラウザの拡張機能です。詳しくは昨年の記事を参照いただきたいのですが、パソコンで単体で動作するものではなく Google の Chrome ブラウザの拡張機能として提供されているものです。もちろん Windows でも Mac でも稼働するもので、私は Mac で利用しました。これは Amazon が提供してくれているものではなく、個人の方が作成された様です・
新しいツールの謳い文句は?
珍しくこのブログにコメントが付いて見てみたら、kimata24 さんから
Amazonの全注文履歴をCSVに変換するChrome拡張を作ってみました.よかったらお試しください.
https://github.com/kimata/amazhist_chrome
とのコメントが残されていました。 ちょっと惹かれたのが、「全注文履歴」をダウンロードできるということ。上にも書きましたが、過去 6年分しかチェックしていないので、「俺は一体いつから Amazon を使っているのだろう?」という疑問もあり、早速使ってみました。
導入方法は?
コード自体は github に公開されており、シンプルな readme を読めば導入方法も利用方法もすぐにわかります。
私は他の Chrome 拡張機能と同様に「Chrome ウェブストア」から導入しました。
使い方
Readme を読むこともなく一目でわかります。何せ「スタート」と「保存」の二つのボタンしかありませんから迷うことはありません。 当然 Amazon の自分のアカウントページにアクセスできなくてはならないので、事前に Chrome の別のタブで Amazon にログインしておき、このツールの「スタート」ボタンを押せば OK です。
使い勝手 - 情報ダウンロード中も状況がよくわかる!
「スタート」ボタンを押すと以下の moving gif のようなアニメーションが始まります。
(下図はデモ用のアニメーションであり、実際にはAmazonのアカウントの購入履歴に基づいた表示となります。)
進捗が、ステータスと書かれたプログレスバー、その下のメッセージ、右側の棒グラフの三箇所に目で見てわかるように表現されています。 私の場合、まず.
注文がある年を解析します.
23年分の注文リストが見つかりました.
2000年の注文件数を解析します.
2件の注文が見つかりました.
2001年の注文件数を解析します.
0件の注文が見つかりました.
と表示されたので、思わず「えー!20年以上も Amazon から買っているの???」とビックリしましたが、それだけ過去からデータをダウンロードし始めたということがわかりました。
さらに息を呑むのが右側の棒グラフ。最初うちは縦軸の件数も金額も少額なのですが、年を経るにつれてそれが両方とも大きな数字となり・・・ あまり心臓に良くありませんでした。。。
評価
ともてシンプルかつグラフィカルにわかりやすい表示で、実際の CSV を分析しなくてもグラフを見ているだけでお腹いっぱいになってしまうよくできたツールだと思いました。
ダウンロードされた CSV ですが、「アマゾン注文履歴フィルタ」に比べると項目数が少なく設定されていますが、基本的には必要十分だと思います。商品の詳細を知りたければ商品 url もダウンロードしてくれているのですぐに確認もできます。
今後も改善されていくのだと思いますが、毎回 2020年からダウンロードするのは時間の無駄なので、「最古データの年表示」と「年単位のダウンロード機能」があると良いな、と思いました。
注意点
一番古いデータからダウンロードを一気に実行してくれるということは、裏返して言えば自分でいつが一番古いデータかわかっていないと事前に何年ぶんダウンロードするのか知ることができません。それから年ごとに分けず一気に実行するので、ダウンロードデータが多ければそれだけ時間がかかります。また、
「Chrome を最小化したり、別のページを開いたりするとそこで動作が停止します」 と注記があり、私は横で safari で作業していましたが、特に中断は発生せず最後まで一回でデータ取得できました。
ということで、せっかくお知らせいただいたので早速使ってみました。