KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

Microsoft 365 サブスクリプション無しに Word ファイルを印刷する

<2022/01/23 追記>たまたま本日サブスクしていない Excel でも印刷を試してみたところ、Excel ではサブスクなしでは印刷機能は disable されていることがわかりました。Word では印刷できる事は本日も確認済みですので以下の記事は有効だと思いますが、今後 Microsoft の考え次第で Word もサブスクしないと印刷できなくなる可能性はあることをご理解ください。

一年以上前に、定年退職後には個人契約では Microsoft 365 は契約しない、というお話を書きました。

blog0.kurikumachan.com

もちろん表計算は今でもそれなりに必要なのですが、上の記事書いたように基本は Google スプレッドシートがあれば何も不便はありませんし、昔はノートの作表 (式なし) がわりに Excel を使っていましたが、最近のメモアプリは作表機能がそれなりにありますし、マークダウンで簡単に作表できるものも増えています。また、Notion の様な計算ができるものすらありますので「Excel を使いたい!」ということは少なくとも上の記事を書いて以来一度もありません。
しかしその間、文章を書いて人に提供したり、人の作成した Word 文書を印刷して読む必要が定期的に発生していて、「Word 文書を交換しなくてはならない」という状況は意外とありました。しかしそれでも ms 365 は頑なに (?) 契約せず対応しているので、その状況を書いておこうと思います。もちろん、Word の機能をゴリゴリ使うような状況でもありませんし、このくらいやっている人は多いと思いますが、「ねぇ、Word ってやっぱり必要かな?」と聞かれることもあるのでメモをしておこうと思います。もちろん私の使い方レベルであれば、答えは「Word はサブスク契約しなくても大丈夫」です。

Microsoft Word の必要性は何?

おそらく最近の Word もどんどん機能拡張されているのだと思いますが、私が会社勤めをしている頃ですら一般サラリーマンは定年まで一度も使わないような機能が満載でした。何段階ものレビューを重ねなければならないようなきちんとした文書であれば、サラリーマンだって校正機能は使うかもしれませんが、その程度だったと思います。社内伝達事項など定年前数年は全て社内の Wiki か Blog に置き換わっていましたし。電子申請システムが無いようなニッチなプロセスであったとしても、Word で申請書を出してもらうよりは必要事項を指定してメール本文に書いてもらって送ってもらったものを forward して承認を得ていけば十分な証票にもなりました。
サラリーマンや論文、小説を書くのではなければ、一般人で Word を使っている人は簡単な作文に使うか、誰かと「Word ファイルの交換が発生する」からというのが世の中の人のほとんどではないでしょうか?

それでも Word 文書でやりとりが発生する最近

Word ファイルをもらっても Google ドキュメントで表示できる

あまり細かいことは書きませんが、お役所が関連する活動があって Word 文書に触れる機会が続いています。
この場合、正確にはお役所とのやりとりは Fax で、お役所などとやりとりをするある方が Word で文書を管理しているのです。このある方から私には Word で文書が提供され、その Word 文書を私が確認し必要に応じて修正や補足文書を私が送り返す、というやりとりです。
word ファイルは gmail で受け取っているので、そのまま Google ドライブに保存して表示印刷は Google のドキュメント アプリで表示することも印刷することもできるので、当初はその運用で全く困っていませんでした。

Google ドキュメントで正しく表示されないレアケースがあった

しかし、あるとき誤字を私が連絡すると、一部だけ修正されてまだ誤りが残っている文書が送り返されてきました。また連絡すると今度は「直っているはずだ!」との返信。まさかと思って Apple の Pages や Acrobat for Google grive で表示させてみると、確かに直っていました(残っていた未修正と思われた誤字はブランク表示だった様な気がしますが定かではありません)。
と、いうことで Google ドキュメントでは(まれに) Word ファイルの文字を正しく表示できないことがあることがわかったのと、Pages ではファイル読み込みの際にレイアウトが正しく無いかもしれないとのワーニングが出がちです。

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Apple の Paged で .docx ファイルを開くと表示されるメッセージ

一応正式文書として「〇〇頁〇〇行目」というのも共通認識が必要なのでこれでは確認に使うには不安ですし、Acrobat の方はワーニングは出ませんがやはり一抹の不安は残ります。

ms 365 をサブスクしなくとも Word ファイルを Word で表示、印刷する方法

そこで、私の最近の運用は、Ward アプリを導入しておき(サブスクは未契約)、
Word ファイルを受け取ってレイアウトも含めた内容確認が必要な場合Word で表示、印刷して確認する。
という運用をしています。もちろん文章内容の確認だけであれば、google ドキュメントの表示だけで済ませますが。
ここでポイントは「サブスクしていない状態で Word アプリをどこまで使えるか?」ということだと思います。

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Microsoft 365 の契約なしに Word でファイルを開いた状態
結論を言うと、現時点ではライセンスが無久手も既存ファイルを開いて表示することは可能ですし印刷も可能です。しかし編集/保存はできませんし新規文書も作成できません。 それでも私の場合は、修正が必要な場合は Word 文章を直接編集することは必要としておらず、修正部分をメールで箇条書きにテキストで送るだけなので問題ありません。自分が Word ファイルを作成して相手に送付する場合は、Google Doc で作文して .Docx ファイルでダウンロードすればそのファイルを自分で Word で確認することも相手に送付することも可能です。
もちろん Microsoft が「ライセンスがないと印刷もさせないぞ!」となると Word による正しい印刷イメージを得ることはできなくなりますが、そこまでケチなことは言わないと期待しております。