2年ほど前から 単三サイズ (AA) のリチウムイオン電池 "14500" を 1本だけ使う LED ヘッドランプを使っており最近も同じ仕様のフラッシュライトを使い始めましたが、さらに小型の単四サイズ (AAA) のリチウムイオン電池 "10440" を 1本だけ 使う LEDLENSER P2R Core とスペアバッテリーとして "10440" 単体も購入してみたというお話です。
- 単四 x1 の LEDLENSER P3 がでてきた → バッテリー切れ
- 単四サイズの充電池と対応フラッシュライトを調べてみる
- LEDLENSER P2R Core を買ってみた。
- スペアバッテリーとして単体の "10440" を購入
- 気になるバッテリー容量の差は...
単四 x1 の LEDLENSER P3 がでてきた → バッテリー切れ
年末の掃除をしていたら会社通勤している頃持ち歩いていた LEDLENSER P3 が出てきました。会社通勤で地下鉄を利用していたこともあり、東日本大震災の後は非常用にモバイルバッテリーとともに仕事カバンに入れてあったものです。
LEDLNSER P3 LED キーリング トーチ ブラック
久しぶりに手にして、同じようにバッテリーを一本だけ使うフラッシュライトでも単三サイズと単四サイズでは随分大きさが違います。
もともと P5R Core は持ち歩き用ではなく家の常備ライトとして購入したものですが、P3 は単四アルカリ電池一本だけで良いので、細いし軽いので持ち歩きにはほとんどストレスになりません。
再びカバンの隅っこに入れておこうと思ったのですが、残念ながらバッテリーがヘタっていました。手持ちのアルカリ電池がなかったのでエネループを入れてみたのですが発光はしません。P3 の前提となっているアルカリ電池 (1.5V) に比べて電圧が低い (1.2V) からでしょうか。
ここでまたバッテリーで悩みます。P3 も持ち歩くとしても非常用なのだからそうそう頻度が高いわけではなく、単純計算では電池切れのたびにアルカリ乾電池を買い直すのが経済的だと思います。しかし、「必要に応じて残量チェックができてかつ充電できる充電池」の安心感は気持ち良いものです。 と言うことで、「単四サイズ充電池 x 1 の小型軽量 LED フラッシュライトはあるのか?」と思って調べてきました。
単四サイズの充電池と対応フラッシュライトを調べてみる
「単四サイズの充電池」としては、エネループでお馴染みのニッケル水素電池と、 "14550" リチウムイオン電池の「単四版」の二種類が頭に浮かびますが、まずはより身近なニッケル水素電池を調べてみることにしました。
「ニッケル水素電池」 → エネループ/エボルタ
エネループの旧三洋電機を統合したパナソニックはエネループと充電式エボルタを 4種類ラインアップしています(単四の場合)。
充電池(ニッケル水素電池)・充電器 比較表 | 比較表 | 電池・モバイルバッテリー・充電器総合 | Panasonic
三洋電機時代は普通のエネループを使っていましたが、単四の主たる用途はリモコンなので最近買い換える際には「充電式エボルタ お手軽モデル」を選んでいます。
パナソニック 充電式エボルタ単4形4本パック(お手軽モデル)
しかし LED フラッシュライト用だったらもう少し容量の大きなタイプの方が良い気がします。 (スタンダードかプロ)
「単四形ニッケル水素電池 x1 対応」フラッシュライトがあった! - が高い! SUREFIRE TITAN Plus
ニッケル水素電池対応の LED フラッシュライトを調べてみると、過去のモデルには結構あったようですが 現行モデルでは少ないようですし、現行モデルも最近発売されたものではないようです。まず目についたのは日本製の GENTOS GF-011DG。安い!2,000円以下で買えます。しかしレビューがいまいちの様子。
もう一つ目についたのが、 SUREFIRE TITAN PLUS。なんと 300ルーメンを誇っています!
(GENTOS GF-011DG は 18ルーメン)
TITAN PLUS – Ultra-Compact Variable-Output LED Flashlight | SUREFIRE
カッコイイじゃないですか!
さっそく amazon で調べてみると評価は高いものの、、、二万円!
んー、そう簡単に手が出る買い物ではありません。仮に 300ルーメン出たとしてもさほど容量の大きくない単四サイズなので最高光量を出せる時間は限られているでしょうし、明るい分照射時間は短くなるでしょう。
「リチウムイオン電池」 → "10440"
もう一方のリチウムイオン電池の方ですが、以前単三サイズのリチウムイオン電池 "14500" を調べた際に、単四サイズがあることは頭の隅っこに残っていました。
"14500" 対応のフラッシュライトは結構種類があったので、"10440" 対応のものもいろいろあるのではないかと調べてみます。
「"10440" リチウムイオン電池 x1対応」→ LEDLENSER P2R Core
"14500" の時もそうでしたが、メーカーがフラッシュライトの仕様に「"14500" ("10440") 対応」と明記していることは少ないようです 。仕方がないので「10440 フラッシュライト」とキーワード検索してみると中華製品に混ざって LEDLENSER P2R Core が出てきたのでチェックしてみると、商品レビューに「"10440" で使えた」と言うコメントが! しかしタイトルをよく読むと使える "10440" と使えない "10440" があるらしい。
さらにレビューを読み進めるとその比較も記載されていました。
どうやら LEDLENSER の旧製品 P3R のバッテリー (写真の "A") は P2R 用のもの (写真の "B") より長いようです。そして写真を見る限りは P2R 用のバッテリーは市販品 (PKCell) の "10440" (写真の "C") と同サイズのようです。
以前に "14500" 対応の LEDLENSER MH5 を購入した時は製品のスペアバッテリーを調べてみると、その仕様に "14500" と記載してあって初めて「やっぱりね」と分かったのですが、今回のスペアバッテリー (SP502176_SR) の仕様には何も記述は無く、不安の完全解消には至りませんでした。
LEDLENSER P2R Core を買ってみた。
確証は持てないものの P2R Core のバッテリーは "10440" らしいとわかったので、正月気分も手伝ってお年玉がわりに P2R Core を買ってみました。
P2R Core 付属のバッテリーはやっぱり "10440" だが USB 充電機能付き - 容量が少なさそう
入手すると早速チェックしたのはバッテリーです。
【写真 - P2R 付属バッテリー】
USB direct charging battery
Li-ion 10440 200mah 3.7V 0.74Wh
ちゃんと "10440" であると明記してあります。これで P2R Core は "10440" で動作することがハッキリしました!
なおこのバッテリーは、、" USB direct charging battery" とあるようにバッテリー自体に micro-USB ポートがあり、USB ケーブルを直接接続して充電する仕組みになっています。つまり別途充電器を必要としない仕組みになっています。
P2R Core 自体は小型軽量で十分明るい
フラッシュライトとしての P2R Core をチェックすると、単四アルカリ電池 x1 の P3 より 1cm ほど長いですが、P3 のように先頭が太くなっているわけではなくスリムです。正直カバンに忍ばせておくには 1cm でも短い方が良いのですが、明るさは圧倒的に P3 より明るいですし、P3 は照射角度を変えることはできても光量は変えられませんでしたが、P2R Core は照射角が変えられる上に 3段階で光量も変えられるので高機能と言えるでしょう。
スペアバッテリーとして単体の "10440" を購入
”14500” や "10440" バッテリーにこだわっているのは、本体付属のバッテリー以外にスペアバッテリーを準備できると言うことと、汎用の充電器で容量残のチェックができたり本体とは独立して充電できることに魅力を感じるからです。そこで P2R Core 用に単体の "10440" バッテリーを購入したいと思います。
"10440" は意外と売っていない
早速 "14500" を買った Amazon で調べてみると "10440" 単体の販売は 2種類しかなく、どちらもレビューや評価が一件も無いので流石に購入には気が引けます。
”14550” はいろいろなメーカーが出していたのですが、"10440" の需要は少ないのでしょうか。
秋葉原千石電商の入り口右で発見!
Amazon 以外のネットショップでも "10440" バッテリーの販売は少ないのですが、秋葉原の千石電商で売っていることがわかりました。
千石電商ならそうそういい加減なものは売っていないだろうという信頼感はあるので、今年の「初」秋葉原として買ってきました。Amazon でもあまり売っていないものだから店頭には置いていないかな?と思って行ったのですが、入り口右側のバッテリーコーナーに普通に並んでいました。ただし "10440" は「+」の凸が有るものと無いものが2種類並んでいるので注意が必要です。
さっそく Keeppower の充電器で 100% 充電。これで本体のバッテリーが空っぽになったとしてもすぐにスペアバッテリーに入れ替えることができるようになり、安心してカバンに入れてある小物ポーチに忍ばせておくことにします。
気になるバッテリー容量の差は...
写真を見ていただければ一目瞭然ですが、単三サイズの "14500" に比べて小型の単四サイズ "10440" の容量はかなり少ないことがわかります。
"14500" v.s. "10440" = 1,000mAh v.s. 350mAh (USB ポート付きは 200mAh)
この辺りはいずれ何かしらの測定をしてみたいと思います。