- MH5 との再会で知った "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" - 最初の罠
- 同じ単三形状の充電池なのに倍の明るさ なぜそんなに明るいの? - 二つ目の罠
- 届いた MH5 を軽く使ってみる
- 単三形状で 3.7V の充電池なんて Ledlenser が作ったの?(いやいや世の中には存在していたのです)
MH5 との再会で知った "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" - 最初の罠
こちらでご紹介したように、Ledlenser のアウトドア用ヘッドライトの MH5 に惹かれていたにも関わらず自分のキャンプでは MH3 で満足しています。満足した理由としては先日のキャンプの実績としてオーム電気の単三 x 1本のタイプで十二分だったことによります。エネループ 1本の光量でも手元で精密な作業をする訳ではないのでほとんどの時間は Lo モードでぼんやり照らしてくれた方がイイ感じでした。夜暗くなってからヘッドライト一つで山道をたくさん歩くわけではないキャンプでは、暗い中でのライトは明るければ良いとは必ずしも言えず、あまり大光量だと夜トイレへ行く際にすれ違いの人の顔を照らしたり、他人のサイトを照らしてしまうと眩しい思いで不快に思わせてしまうかも知れません。キャンプなら他にもライトはそれなりに持っていますので身につけるライトとしては重さも考えて単3 1本位がちょうどイイ感じです。
さらに大光量の専用バッテリーのみのタイプだと、電気が無くなった時に USB 経由で外部から充電しなくてはならず、再び使えるようになるのに時間を要すると言うディメリットがありますが、単三バッテリー(専用)タイプならその場で交換すればすぐに明るさを取り戻せます。私個人としては家でもたくさん使っているエネループが使えるのも精神的ハードルが低くて安心感もあります。
と言うことで専用バッテリー「も」ついた単三タイプの MH5 よりも、単三専用でもお値段が半額近い MH3 で十分!と考えていました。
とろこが、現物に出会ってしまい再度 MH5 への興味がふつふつと湧いてしまったのです。
立川のビックカメラにアウトドア専用フロアができたと言うので行ってみたら、ヘッドライトコーナーの柱の周りに MH5 が大量に吊るされていたのです。MH5 の大量の現物(と言っても箱に入ったままですが)にお目にかかってししまうと、昔の思い (?) がまた湧き上がり手に取ってみると、そこには "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" の文字が!iPhone 12 で名称が復活した Apple の MagSafe を思わず思い出します。以前使っていた Macbook Pro 2015 では MagSafe をイイ感じで使っていたので、MH5 の "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" にさらに親近感を抱いてしまいました。(危ない兆候)
同じ単三形状の充電池なのに倍の明るさ なぜそんなに明るいの? - 二つ目の罠
その場はグッと堪えましたが、家に帰って Ledlenser のサイトを調べてしまいました。そうしたら新たに惹かれたのが(以前には気がついていなかった)、
MH5 は標準装備の充電池以外に単三電池も使える(これは知っていた)が、標準装備の充電池は「マグネット式充電」❗️これが例の "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" ですね!さらに
光束(明るさ)/パワーモード時:MH3/200ルーメン v.s. MH5/400ルーメン ・・・ MH5 が倍の明るさ
点灯時間/パワーモード時:MH3/4.5時間 v.s. MH5/4時間・・・MH3 の方が 0.5h 長い
ここでさらに深みにハマる罠が。思ったのが MH5 の標準充電池は単三と同じ形状なのに「なぜ倍の明るさとさほど変わらない点灯時間を両立できたのだろう??」と言う疑問。
これを調べ始めてしまったのがポチッとしてしまった運のつき。
なぜ同じ単三形状で 200ルーメンの倍の 400ルーメンをなし得るかと言うと、電圧が3倍なんですね(1.2v x 3 ≒ 3.7V) 。一方の電池容量はエネループの 1/3 程度です。実際に分解していませんが想像するとエネループ相当の充電池を 1/3 の容量に小型化して直列に接続・パッキングした専用充電池なんでしょうか?。形状が同じで電圧を 3倍にする工夫って新鮮じゃないですか? 単三って乾電池は 1.5V、ニッケル水素電池は 1.2V って決まっていますが、3.7V のものがあるなんて(小さな)感動をして思わずポチッとしてしまいました‥
ただし、十分に注意しなければならないことがあります。この MH5 用のバッテリーは明確に Li-ion と書いてあります。つまり、形状は単三に似ていますが、エネループなどのニッケル水素電池と混在したりエネループ用の充電器は使えないと考えなければなりません。それに気をつけながら続きを。
届いた MH5 を軽く使ってみる
まずは "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" で充電を
まずは "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" で充電します。本体下部には "MAGNETIC CHARGE SYSTEM" 用の接点が剥き出しのまま付いています。特にカバーなども無し。充電ケーブルは専用の USB ケーブル。入力側は USB-A ですね。以前どこかで USB-C と書いてあったような気がするのですが、あとで確認するとしてまずは充電を。
Macbook の MagSafe と同じで、触って簡単に外れてしまうことはない程度にしっかりくっついています。
明るさは?
もともとヘッドライト比較レビューをするつもりではないので簡単に手持ちの MH3、 H7R.2 と比較すると、明らかに MH3 より明るく、最大輝度(High にした上でレンズの照射角を最小にする)は H7R.2 よりも明るい!電池容量はきっと H7R.2 の方が大きいのでしょうけれども、このコンパクトサイズでの MH5 の威力に驚きです。きっと家の電気工事でも MH5 が活躍してくれそうです。
単三形状で 3.7V の充電池なんて Ledlenser が作ったの?(いやいや世の中には存在していたのです)
本来の「キャンプで使う」用途からかなり逸脱してしまっているのはわかっているのですが、自分には「キャンプでは基本 Lo モードで使おう!」と言い聞かせつつも Ledlenser のサイトをみていると MH5 のバッテリー自体が別売されていて、なんと単三専用として売られている MH3 にも使えるとようですね。と言うことでエネループの三倍の電圧の単三電池?は販売されていたのです。
ところがアマゾンでも Ledlenser のサイトでも現在在庫なしの表示。そうなるとさらに木になるものですが、MH5 付属のバッテリーを見ると型番ではない "14500" の文字が。 "14500" を調べてみると実は結構昔から 3.7V の単三形状のバッテリーは存在していて、ライトやストロボなどに使われていたことがわかりました。
と言うところで長くなってきたので、もう少し "14500" を調べてから続きを書こうと思います。