年末大掃除として、NAS の HDD を一旦取り外して掃除した後に、順序を間違えて装着順番を逆にしてしまった!という話です。正しい順序で装着しないとどうなるか?というと...
年が明けて対応策をとることができたのでメモしておきます。
年に2回の NAS 掃除
私の使っている NAS は、部屋の隅に置いた細いラックに載せてあるので埃が溜まるので、年末大掃除だけでは間に合わず夏にも掃除しています。
今回は時間がなかったので、前回掃除したような内部の拡張ボード (キャッシュ & 10GbE LAN ポート搭載) を外すところまではできず、本体カバーとワンタッチで脱着できる HDD だけ外して目に付く埃だけ小型掃除機で吸い取りました。
QM2 拡張カード、QM2-2P10G1TA (2 x PCIe 2280 M.2 SSDスロット、PCIe Gen2 x 4)。
清掃終了後の再起動で NAS のドライブにアクセスできなくなった
一通り目につく埃を掃除して、外部に面した USB や LAN ポートなど埃の溜まりやすい部分もスッキリして HDD を装着して、はい Power On。 ディスクのアクセスランプが点灯したりディスクが回る音がしたりして、各種サーバープロセスが立ち上がった頃をみて QNAP のスマホアプリ QManager からアクセスして動作確認をします。が Wifi 上に NAS が見つかりません!。Mac から QTS (NAS のコントロールパネル) にログインしようとしても今までの mac アドレスは見つかったのですが、 NAS としては起動していないようです。
HDD の装着順序が逆かも?
一瞬頭が真っ白になりましたが、思い当たるのが HDD の装着順序。
4個のベイに 4台の HDD を装着しており ベイには図のように番号が振ってありますが、NAS 本体の正面カバーや本体カバーを外してから HDD も取り外したので、果たして 図のような置き方で左 (#1) から抜いたのか?それとも上下ひっくり返して左 (#4) から抜いたのか定かではなくなってしまいました。
少なくとも NAS プロセスが起動できないということは、NAS の OS である QTS が導入されている本来 #1 に装着されているべき HDD が #4 に装着されているのとしか考えられません。
HDD の順序を逆に再装着し再起動
「もしかして HDD の装着順序は正しくて、別のつまらない原因で NAS が起動できないのであれば、これから HDD の装着順序を逆にすると HDD の中身に悪意響があるのではないか?」という不安は拭えませんでしたが、どう考えても他に原因が思い当たらないので装着順序を逆にして HDD を再装着 & Power ON。 : : スマホ (QManager / QFiles) からも Mac からもちゃんと NAS 内のファイルにアクセスすることができるようになったことを確認しました!
懸念したディスク内のデータへの悪影響ですが、全ファイルをチェックしたわけではありませんがとりあえず Lightroom からいくつかの写真にアクセスできることを確認としてよしとしました。
なお、NAS 自身が前回の boot 時と HDD 構成が変わっていることが判別できるようで、しばらくの間カラカラとファイルの不整合チェックをしていたようです(その後のエラーメッセージも無いので問題なかったのだと思います)。
間違い対策はテプラ
もう無駄な間違いはしたく無いので、NAS 筐体側と HDD マウントそれぞれに老眼でもわかりやすいようにテプラを貼り付けることにしました。筐体側には 1, 2, 3, 4 と小さな刻印はあるのですが老眼鏡をかけた上で余程注意しないと存在すら分からないレベルなので...
NAS の QNAP TS-453Be はまだ導入して 2年半なのでまだまだ活躍してもらわなければなりませんが、老化に伴うようなトラブルは回避しなければなりません。