ずっと気になってはいるのだけれど手をつけていないもの、ってありませんか?
私のその中の一つがラズベリーパイ(Raspberry Pi)。
【国内正規代理店品】Raspberry Pi4 ModelB 4GB ラズベリーパイ4 技適対応品【RS・OKdo版】
- メディア: Personal Computers
「ふーん、安くて面白そうじゃん!」
(上記リンク先の最新型 "Raspberry Pi4 ModelB 4GB" が執筆時Amazonで ¥6,850 !)
と世の中に出てきた頃から気にはなっていたのですが、当時は会社勤めもあり時間はさほど余裕が無かったので頭の片隅にだけ置いておき、それ以上はたまに本屋さんでラズベリーパイを扱った本を見ると時たま手に取って見るくらいで、ここしばらくすっかり忘れていました。
きっかけはしぶちょーさん
たまたま先月、「技術ブログ」としていつも読んでいる「しぶちょー技術研究所」にラズベリーパイが登場して、また気になってきたのです。
こちらのブログですが、私の理解としては「設計やメカニカルな技術」を可愛らしいイラストで説明している楽しいブログとして RSS リーダーで購読しているのですが、いきなり先月ラズベリーパイが登場してのでちょっとびっくりして余計に気になってしまったのかもしれません。
話はいきなりラズパイから脱線しますが、このブログ主さんって、その落ち着いた説明文章からてっきりそれなりのお年の方だとばかり思っていたのですが、プロフィールを今ちゃんと確認するとなんと 30才の若者 ⁉︎。今の世の中ではデジタルな話題が多い中ここのブログはアナログ的な技術に中心で、年配の方が若者向けにアナログ技術を優しく解説しているものだと思い込んでいて、ちょっと申し訳ないです。m(__)m
でも、設計とか力学、3D プリントとかにもちょっとでも興味のある方にはオススメのブログです!
Raspberry Pi のハードウェア
ラズパイからちょっと距離をとっていた他の理由の一つとして、新モデルがどんどん投入されているみたいだったからというのもあります。「どんどん良くなる!」ということなのでしょうけれども、視点が定まっていないで検討していると「どんどん陳腐化していく」のではないか?という不安に繋がります。スマホなんかまさにそうですよね。それに複数モデルが併売されているようなので何が何だか分からなくなってきますし。
それが上記のブログでは旧モデルから新モデルまで見やすく(= 分かりやすく)並べて解説されているので、「おー、そういう事なんだ!」と分かった気になりました。
また話がラズパイから脱線しますが、この「分かった気になれる」ということは大切なことだと思っていて、このブログではいつもそれがシンプルなイラストで本当に分かった気になれるのです。自分の専門外の力学とか設計とかがテーマであっても、分かった気になれるのです。単に絵としてのイラストが上手い、ということもあるでしょうけれども、伝えたいポイントを絵に描ける、というのが本当に上手なんでしょうね。
私も現役の時には仕事上資料作成が多く、極力「一目見て分かる絵」を描こうとしていましたが、なかなかこうは出来ずに羨ましい限りです。
ということで、肝心のラズパイの色々なモデルはその特徴が分かり、最近の USB-C 標準の "Raspberry Pi 4" なんかはスッゲー!「ほとんどパソコンじゃん!」という事も分かりましたし、「いやいや、常時稼働ならもっと省電力でも良さそうだし USB-C が必要なデバイスもまだそんなには無いよね。」なんて事も考えられるようになりました。
【国内正規代理店品】Raspberry Pi4 ModelB 4GB ラズベリーパイ4 技適対応品【RS・OKdo版】
- メディア: Personal Computers
ちょっと勉強をしてみる
ハードは色々あることは分かりましたし、Python のライブラリも多く提供されていることも知っていましたがそれだけで買って試してみるというには流石にまだ早そうな気がして、もう少し調べてみようと思いました。今どきネットにはさまざまな情報があるのでお金をかけずに勉強することはいくらでもできます。
でもあのしぶちょーさんが「非常に面白かったのでオススメ」と書いてあるのを見るとついポチッとしてしまいました。自分が信頼しているブログって影響力あることが良く分かります。
ゼロからよくわかる! ラズベリー・パイで電子工作入門ガイド Raspberry Pi 4 Model B対応[改訂2版]
- 作者:タトラエディット
- 発売日: 2020/08/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
確かに分かりやすい本でした。大量の情報を詰め込んだものではなく、シンプルにラズパイの基本とインターフェースを中心に写真や図解が多めにあるため、実際にラズパイが手元になくても読んでいるだけでもおおよそ分かった気になれます。 接続するデバイスのインターフェースとなる GPIO ピンというインターフェースがあること、そのピンとデバイスを配線するのにブレッドボードというものを使う、と言うことが私にとっての一番の収穫で、その先にセンサーやら LED, LCD などさまざまなデバイスを接続しコントロールできることが分かりました。「なるほどねぇ」って思えます。カメラインラーフェースがあるというのも新鮮でした。
本体を買う前に考えることがあると気づく
ラズパイは本体が安いのでとりあえず買ってみるのも面白いとは思うのですが、単体で動かしても単にキーボード、ディスプレィ、ネットワークを接続して Phython で何かプログラムを動かしても、それでは Mac や PC で Python のプログラムを動かすのとあまり変わりありません。きっと GPIO などの先に色々なデバイスを接続して始めてパソコンとは違う価値ある使い方なのかなぁ、なんて改めね考えちゃいました。
と言うことで、ラズパイ本体を買わずともこの本である程度分かった気になれてしまったので、もう少し勉強してから(つまりクールダウンの時間を置いてから)ラズパイ本体を買ってみようかな、というところに落ち着いてしまいました。
今まで何か実際に新しいもの/コトを試したり計画したりしてブログを書いていたのですが、今回はしぶちょーさんのブログと電子工作入門ガイドだけで本体の購入に至らず満足してしまったというお話でした。