代を重ねて使っているエネループの購入時期が混ざってくるので、テプラで管理しようとテプラを買ったらテプラ用に単三 x6 の新たにエネループ(エボルタ)が必要になった、というマッチポンプのようなお話しです。 基本はエネループ/エボルタと充電器の選択のお話ですが、途中で念願のテプラの導入のお話も。
現在のスタンバイ中のエネループたち。冬になると単三 x6 が石油ストーブに入る。
エネループとの付き合い
エネループは三洋時代の発売当初から使っており、当初はフィルムカメラのストロボの電源として利用していました。2005年の発売 ということなので、もう 15年以上利用していることになります。もちろん当初のものだと思われる一部はすでに充電できなくなって廃棄していますので、現在の手持ちのものが全て 15年経つわけではありませんが、未だ「三洋電機」と書かれたものが現役です。
現在利用している急速充電器がパナソニックのロゴがついているので、多分パナソニックになってからも充電器とのセット商品を買ったのだと思いますが、保存ケースにはパナソニック製は単四一本しか残っていないので、他の 3本はどこかの機器で現在活躍中かと思います。
身の回りのエネループ駆動
実際に寧々ループをどこに使っているかとリストアップしてみると、自分では意外と少ない感じ。
この中ので 3.11 の後導入した石油ストーブの着火用には単三 x6 が必要(一冬十分に持つ)なのと、エアバンド受信機の DJ-X11 をつけっぱなしにしているとそれなりに回転するくらいで、あとは一度電池交換すると当分忘れたままで大丈夫なくらいの運用です。なのでもしかしたらこれ以外にも影に隠れて頑張ってくれているエネループたちがまだいるかも。
すでにエネループ運用をやめた電子ピアノと ソニーの Bluetooth スピーカーを使っているときは1日おきに充電していましたが、最近では週に一回くらいの充電かなと思います。
ストロボ
チューナー/メトロノーム
マウス
受信機 DJ-X11(純正バッテリーがへたったため)
各種リモコン
テレビ、Apple TV、ビデオ、シーリングライト、エアコン、ウォシュレット、etc
石油ストーブ(着火用)
LED ライト
下地センサー
鼻毛カッター
体重計
今年使わなくなったもの
* 電子ピアノ(AC アダプター用コンセント設置)
* Bluetooth スピーカー(壊れて廃棄)
上記のエネループ利用機器は多分ピーク時より減っていると思います。エネループを使わなくても内臓バッテリーの機器やよりハイパワーのリチウムイオン電池(14500) 対応機器が増えていますので、エネループの活躍の機会は減ってきたのだと思います。
エネループの管理をテプラでしたい - AC 電源は面倒→エネループで使いたい
もともとは購入年をマジックで電池本体に書いて、利用/充電は極力同時期のものを一緒に使うようにしていたのですが、大抵は擦れて読めなくなったり溶剤のせいでフィルムが変色してしまったりして読めなくなってします。比較的新しい 2017年のパナソニックブランドになって購入してものもマジックが掠れてきてもうすぐ読めなくなりそうです(上の写真参照)。
現状では大半の三洋製エネループに混じって数本のパナソニック製なので、「Panasonic って書いてあれば新しい」くらいの雑な区別でも良いのですが、購入年くらいは見ればわかるようにしておきたいものです。昔から何かにつけてテプラを導入しようと考えていましたが何故か縁がありませんでした。その辺りはまた気が向いたら別の記事にしようと思いますが、ようやくあるきっかけでテプラを導入したのでラベルを貼ろうと考えています。
そのテプラですが、いざ使おう!という時に AC 電源に接続するのが面倒になり、テプラ自身もエネループで使おうと思いました(テプラにはエネループモードの設定があり、単三 x6本運用)。ストックのエネループは 6本以上あるのですが、冬になると石油ストーブ用に一気に 6本が出払うことになりますので、この際新品エネループを何年ぶりかに導入しようと考えたのがこの記事を書くきっかけです。
商品選択
しばらくエネループを購入していないので今どうなっているのかパナソニックのページをみてみました。
パナソニックの充電池(ニッケル水素電池)のページ
くり返し回数 の多い「エネループ」と1回の使用時間 が長い「充電式エボルタ」。用途に合わせて選べます。
ストロボ大活躍時代はチャージ間隔の短縮や発光回数が気になるのでエネループのスペックも気にしたりしていましたが、現在の利用対象機器には電流食いのものが無いため、正直どれでももいいかな、くらいの気持ちではありましたが、いくつか比較記事を調べてみました。また、現在利用中の充電器は急速タイプではあるのですが、おそらくより高性能のものが出ているのでは無いかと思い充電器自体やセット商品も調べてみました。この辺りのテーマは関心を持つ人が結構いるのと実際に利用している人も多いので、結構踏み込んだ記事もありとても参考になりました。
syabelog.site
sambo.jp
eneloopevolta.nomaki.jp
タイプの選択
自分でもメーカー商品ページくらい見てみようとパナソニックの充電池(ニッケル水素電池)のページ を見ていくと、二つのブランドが三つのモデルに細分化されているようです。
* ハイエンドモデル - パワーを必要とする機器に
* スタンダードモデ ル - オールラウンドに使える
* お手軽モデル - 消費電力の少ない機器に
以前だったらストロボ利用を考慮して大容量のハイエンドモデル選択していたと思いますが、デジカメの高感度化に伴ってストロボ利用の頻度は下がりました。今はストロボを除くと、小電流もしくは通電のタイミングが少ないものが大半なので、やはりスタンダードタイプにすることにしました。
ただし、今回は単三ですが、今後単四を買う場合はなんといってもリモコンでの利用が多いのでお手軽モデルが良いのかもしれません。
しかし、二つのブランドが三つのモデルに細分化するなんてパラノイア的だなぁと思いました。多分もともとエボルタブランドでやっていたパナソニックが救済的に三洋電機を吸収したので、色々と大人の事情があってブランドの一本化ができずにやってきた結果だと思うのですが、いくらなんでもそろそろ一本化した方が効率化の観点で良いのではないか?なんて株主でも無いくせに心配になります。もちろん私のようにサンヨー時代からのユーザーには少しだけウケは良いのかもしれませんが、そんなのは大したものでは無いと思います。
そもそもエネループ?エボルタ?
さて、今まで通りエネループにするか、エボルタにするのか、パナソニックの比較表で今回購入予定の単三に限定 して見てみました。
ブランド
「ハイエンド」
「スタンダード」
「お手軽」
エネループ
Y
Y
n/a
充電式エボルタ
n/a
Y
Y
単三で存在する全てのブランド/タイプは 4種類
すると、ハイエンドはエネループだけ、お手軽はエボルタだけで、スタンダードは両方のブランドが若干のスペックの違いで存在していることがわかりました。比較表上はほんの小さな電池容量の差と、若干の繰り返し回数の差くらいでした。
この程度なら実際の価格でどちらに決めても良いかな、と思うようになってきました。
急速充電器
上で紹介した参考記事でも触れられていますが、充電器セット商品は結構お買い得に設定されていることが多いので、販売されている充電器も調べてみました。なお現在利用中のものは BQ-CC55。
現在利用中の急速充電器 BQ-CC55
BQ-CC85
いきなりですが、パナソニックの充電器比較表 では、"BQ-CC85 " のみが単三スタンダードタイプを 1.5時充電できるのでこれ一択!と考えて、あとは値段かなと思いアマゾンやヨドバシを調べてみました。
すると、ヨドバシでは BQ-CC85 単体や単三とのセット商品は販売終了になっていて、現在(2021/08/25時点)では単四とのセット商品しかありません。
一方アマゾンではエネループのセット商品 K-KJ85MCC40 が ¥3,500、エボルタとのセット商品 K-KJ85MLE40 が ¥2,736でかなり割安!
BQ-CC73AM-K (アマゾン限定モデル)
ほとんど BQ-CC85 にしようと思っていたのですが、よく見ると右下に「この商品には新しいモデル があります」の表示
右下に「この商品には新しいモデルがあります」の表示
その商品は「【Amazon.co.jp限定】パナソニック エネループ 単3形充電池 4本パック スタンダードモデル BK-3MCC/4SA + 急速充電器 BQ-CC73AM-K セット」でお値段 ¥4,967。
どうやら、私が買おうとしていた、「エボルタスタンダート + BQ-CC85」のセット商品と比較して、
エボルタスタンダート → エネループ スタンダード
BQ-CC85 → BQ-CC73AM-K
値段が ¥2,000 以上高い!
という違いのようです。
しかし、BQ-CC73AM-K はパナソニックの充電器比較表 には載っていません。
もしかしたら「ヨドバシで BQ-CC85が販売終了ということはもう旧モデルで、BQ-CC73AM-K が代替新製品なの?」と思いました。
BQ-CC73AM-K は今までのエネループシリーズにはない「黒」というオシャレな感じ。ただし色だけならその値段の差の価値は無いな、と思いながらネットで調べてみると、下記の二つの記事がよくわかりました。
wporep.com
sho-log.com
詳細は上のいずれの記事もわかりやすく説明されているので是非一読いただきたいのですが、ポイントとしては、
BQ-CC73AM-K はアマゾン限定
BQ-CC73AM-K は BQ-CC85 に比べるといくつか機能が省略されている
ま、現実に省略された機能であるクイック診断、買い替え目安、予備充電機能が無くたって大して困るわけでは無いですが、当然安くて機能が豊富な方が良いので BQ-CC85 のキット K-KJ85MLE40 (¥2,736)と、単三 4本セット BK-3MLE/4BC(¥1,248)に決定しました!
そもそも本当にニッケル水素充電池はお得か?
エネループを使い始めた頃気にしていたのが、「本当にエネループは(経済的に)お得か?」という問題。当初はストロボ用途がメインだったので、チャージ時間を考えるとマンガン電池は役に立たず高価なアルカリ電池かニッケル水素充電池の二択でした。その用途や比較対象だと十分元が取れていたと思います。
しかしストロボ使いが激減して上に書いたような用途になってくると一本あたりの繰り返し充電の回数はかなり少なくなるので、昔ほど大きく元は取れていないような気がします。雑な計算として、
それなりのブランドのアルカリ単三乾電池 - ¥50/本
今回購入のエボルタ単三 4本セット - ¥311/本
なので、6回充電して使えばまぁまぁ元を取った気にはなれるかと。少なくとも今まで活躍してくれているエネループは 100回の充電に耐えているかというとかなり疑問ですが、数10回は問題ないはずなので、今でもきっといつか元を取れると考えることにします。
現実的に私がエネループ(エボルタ)に価値を感じられるのは、
という安心感なのでしょうね。