KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

アサヒカメラの休刊

6月発売の号をもってアサヒカメラが突然休刊になってしまいました。 あまり正確には覚えていませんが、実家の近所に写真好きのおじさんがいて多分小学校の頃フィルム現像や引き伸ばしを教えてくれ、「今日は電車を撮りに行こう!」「今日は竹林だよ!」などと撮影にも連れて行ってもらっていました。おじさんの家に行くとカメラ毎日、アサヒカメラ、日本カメラがあって最新号以外は貸してもらっていたような気がします。学生でお金のない頃は値段の高い写真雑誌を自分で毎月買うことはできませんでしたが、社会人になってお金の余裕が少し出てくるとアサカメとポンカメ(日本カメラ)を購読し始めました。仕事もむちゃくちゃ忙しくない頃はモノクロ専門でしたが年間 100本前後撮影してコンテストに応募していた記憶もあります(その頃は子供という絶好の被写体の協力がありましたから)。
月刊紙としてのカメラ毎日はすでに休刊となっていましたが長らくこの 2誌の購読を続けていたので、アサヒカメラの突然の休刊の話は twitter のタイムラインで見てショックでした。とは言っても、自分も 2 年間前から購入はしておらず、世の中の状況から紙面での発行が難しいと言うのはよく分かります。 インターネットの記事/情報に押された、と言う要因はとても大きいと思いますが冷静に考えると、両誌とも昔から「特集」記事がマンネリ化していて、春は桜、夏は海や山、冬は雪といった季節のお題など決まりきった内容が多かったのも事実ですし、メカとしての「カメラ」はともかく「写真」を楽しむ文化は実はさほど深く広がってはいなかったのではないかとも思います。その中にあっては、アサヒカメラはマンネリ脱却の意思を強く出していて、写真における権利の特集など頑張ってはいたと思いますので残念です。

アサヒカメラ最終号と手元に残っていたアサヒカメラ、カメラ毎日別冊、カメラジャーナル
アサヒカメラ最終号と手元に残っていたアサヒカメラ、カメラ毎日別冊、カメラジャーナル

休刊のお知らせ。
前号では何の予告も無かったのに。

「仕事を一区切りしたらフィルム写真をもう一度楽しもう!」と長年考えていたのですが、実際時間に余裕ができてもそれ以上に優先してやることがまだまだあり、冷蔵庫で眠っている T-Max 100ft が眠りから覚めて日を浴びるまではまだかかりそうです。あー一応保存庫に入れてあるカメラとレンズを点検しなくっちゃ。

アサヒカメラ 2020年7月号

アサヒカメラ 2020年7月号

アサヒカメラ 2020年6月号

アサヒカメラ 2020年6月号