KuriKumaChan’s diary

Kuri ちゃんと Kuma ちゃんの飼い主の独り言

2ヶ月間行方不明だったペンケースが警察に届けられていた! - 小さな幸せ感じました

決して高価ではないペンケースと中身(300円のシャープペンシルと無印良品のマーカー、消しゴム)が行方不明でずっと探していたのですが、警察に届けられていて無事手元に帰ってきた、というお話しです。

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戻ってきたソメスサドルのペンケースと中身たち

直近 10年のペンケースふたつ

会社勤めをしている頃は、ドキュメントを読むことが多く、マーカーで色をつけたり注釈を入れたりするには pdf ではなくやはり紙に印刷して読むことが多かったし、色々図を書いて物事を整理する癖があって、iPad & Apple pencil を導入する (2019年頃) までは A4 ノートと大きめのペンケースを持ち歩いていました。
それが iPad & Apple pencil を導入して Goodnotes など実用に耐えるノートアプリに移行すると、大きめのペンケースは邪魔になってきて、細身のペンケースにラインマーカー とシャープペンシルを入れて持ち歩いていました。もっとも、会社で仕事をする際には机(自分専用の机があったのが過去の遺物だと思いますが)の引き出しに筆記用具を入れてあったので、極端なことを言えばペンケースを持ち歩くこと自体必須ではなかったのですが...

その細身のペンケースですが、退職後も必要に応じて持ち歩いていました。しかし 2ヶ月前くらいから行方不明になってしまいました。立ち寄る可能性のあるところには落とし物がなかったか遠い合わせてみても「該当するもの無し」ということばかりでほとんど諦めかかっていました。
しかし、北海道に住んでいたころの地元愛?で愛用していたソメスサドルのペンケース。高価なものでは無いのですが、愛着があって諦めきれずにいました(中身は全て 100円単位のものです)。

☝️Amazonでは私の細身タイプは売られていないらしい。
👇ソメスサドルのオンラインショップでは新しいタイプのものしか見当たらない。

www.somes.co.jp

落とし物を辿って

2ヶ月前に行ったお役所を訪ねてみた

今日、たまたま思い出したのが、7月の上旬に行った霞ヶ関のとあるお役所。紛失して時間も経つことから、電話で問い合わせるのも気が引けるのです、落とし物を管理しているという管理部を訪ねてみると、私が言った日に確かに黒いペンケースの落とし物は有ったとのこと。しかし、残念なことに日にちが経ったものは丸の内警察に届けてしまったとのこと。丸の内警察の受理番号を教えてもらって丸の内警察に。

丸の内警察仮庁舎へ

丸の内警察は帝国劇場そばで内堀に面していたな、有楽町から歩こうかと思いながらお役所でもらった案内図を見ると「丸の内警察署仮庁舎」と書いてあり、銀座一丁目の方に仮住まいしているらしい。霞ヶ関から日比谷線銀座駅経由で Google map で辿っていくと銀座一丁目の高速高架下を潜って左折。すると立番しているおじさんが、「ここは車専用入り口なので一周回って下さい」とのこと。Google map と言えども「徒歩」を指定しても入り口をちゃんと認識はしないんだなぁ、などと思いながらなんとかたどり着いた受付で教えてもらった「会計係」へ。
警察の遺失物係なんて人がいっぱいではないかと思っていたのですが、ほとんど人がおらずすぐに受け付けてもらいました。該当の届出はすぐに確認してもらえたのですが、そもそも私が遺失物の届出をしているわけではないので、一応その場で遺失物の届出をしました。しかし物自体は警察署には 2週間しか置いておかないということで、物は飯田橋の警視庁遺失物センターに送ってしまったということ。さらに時間が経つと遺失物センターでの受け取りもできなくなるとのこと。わざわざ日を改めて出直す理由はないので、銀座一丁目から有楽町線一本で飯田橋へ。

www.keishicho.metro.tokyo.jp

飯田橋の遺失物センターへ

私が行った時には 5名ほどが窓口で待っていましたが、みな手続き後の待ちだったようで、すぐに窓口で受け付けてもらえ、丸の内警察会計係で渡された書面を渡すと、「はい、身分証明を準備して 5分ほどお待ちください」と。待っている間他の人が窓口で受け取っている遺失物の様子をみていると、数人だけですが予想に反して携帯電話を受け取っている人はいない様子。よく考えてみると、携帯電話を無くしたらすぐに最寄りの警察署で受け取るでしょうから、遺失物センターまで携帯電話が回ってくること自体少ないのかもしれません。なんて考えていると直ぐに名前を呼び出されて「失くされたペンケースと、中身の特徴を言ってみて下さい。」と言われて、説明すると「はい、受領証にサインして」と渡されました。本当にセンターに入って 5分ほどでした。

思ったこと

手元に戻った愛用品を見ていると、久しぶりにホットして、小さなことだけれど幸せな気持ちがしました。コロナで世の中が灰色に感じることが多いこの頃において嬉しい1日でした。
またそれと別にちゃんと遺失物が届けられた、という日本の特性?はともかく、霞ヶ関から歩き回ったこともあるのですが、よく直ぐに出てきたな!という感激もありました。

遺失物自体のモノの管理も大変だな

私のペンケースを警察に届けてくれたお役所では、複数の遺失物をまとめて丸の内警察に届けて一つの受領番号をもらうそうです。ですので「一つの受領番号だから複数の遺失物丸ごとが遺失物センターから出てくるんだろうな」と思っていたのですが、そんなことはなく警察内部では一つ一つの遺失物が個別管理されていて、私のペンケースは中身のペン類も出した状態でビニール袋に収納されていて、そのビニール袋だけが私の前に出てきました。
モノの状態だけ考えると大した事はないですが、お役所の担当者、丸の内警察の担当者、遺失物センターの担当者の手を煩わせて遺失物センターまで辿り着いたことは間違いなく、税金を払っている側ではありますが公務員の皆さんに余分な仕事をさせてしまって申し訳なく思いました。

トラッキングの管理も大変だな

お役所の管理と警察の管理がちゃんと紐づいていたので、一発で出てきたのですが、そこにはちゃんと丁寧な記録がなされていたという事です。単に「落とし物をネコババしない日本人」だけでは無く、ちゃんと返還されやすいように管理している警察に改めて頭が下がりました。