前回ご紹介したように、Microsoft 365 の無料期間で Excel を前提としたオンライン研修を受講して、予定通り受講完了とともに 365 のプランを停止したお話しです。もともとは単に 2年前の無料利用に続き、「2回目の無料利用」をやってみようという趣旨でしたが、別の収穫もありました。以前よりExcel の利用分野を Google スプレッドシートがかなり代替してきましたが、さらに用途によっては第三の選択肢もオープンソースで普及していて、ますます「有料の Excel 利用は不可欠」という分野がが縮まっているのだろうな、と認識しました。
今回はそのうち Excel の2回目の無料利用に関するお話です。"R" のお話はまた次回。
Excel サブスク延長の誘い
無料期間が設定されているとは言え、Microsoft としては基本的には有料で利用してほしい訳で、あれこれと延長のお誘いがあります。もちろん今では Microsoft 365 としてあれこれ含めたワンパッケージの契約がメインですが、あまり目立たない程度に Excel 単体の買切り版も販売しているようでした (¥17,904)。
メールのお誘い
今回無料利用を開始した (10/16) 直後 (10/17) に紳士的に「サブスク自動更新」のお知らせがメールで来ました。とかく
「最初の契約事項の説明に書いてあるから敢えて自動更新のタイミングを明示的に知らせない」
という態度の多いサブスクの中でもかなり紳士的な対応だと思いました。しかしそうは言っても最初から無料期間だけでキャンセルするつもりだったし、なんと言っても ¥12,984/年 (Microsoft 365 Personal) はお支払いできません... そんなに Excel が無いとダメだという状況には無いもので。
その後は一度「Microsoft 365 アプリをスマホやタブレットで」という紹介メールが来ただけで、期限切れ一週間ほど前 (11/08) にシンプルな MS 365 の紹介メール、6日前 (11/10) に「有効期限がまもなく切れます」という事務的なメールが来ただけで、しつこく何通もメールを送ってくるようなことはありませんでした。
解約操作時のお誘い - 年間プランではなく「月単位の支払」を提案される
もともと今回 Excel を使う目的であった「社会人のためのデータサイエンス演習」は最後の Week5 を 11月の初旬に終えていたので、万が一解約し忘れることを避けるために 11/08 にさっさと解約することにしました。
サブスクの解約は「Microsoft アカウント」から行います。
キャンセル処理を進めると、なんと標準の Microsoft 365 Personal のプランとしては掲載されていない月額プランの提案がされているではないですか!実は「社会人のためのデータサイエンス演習」の演習は合格点で全てを終えていたのですが、最後の週の Pivot の演習で私が会社勤めをしているころから上手く出来たり出来なかったりする不得意な問題が出題され、不正解のまま終わっていたのです。演習の解説が 11/21 日の締め切り以降に提供されるので、一瞬 1ヶ月だけ延長して不正解 Pivot のやり直しをしようとも思ったのですが、ここはスッパリ解約することにしました。
Excel は使いやすいのだけれど
ネットを調べれば Google スプレッドシートの情報など結構あるので一般人にとっては無料の Google スプレッドシートで問題になることはありません。
しかし、「そうは言っても」認知度、書籍数やネットの情報量、操作性など利用頻度が高ければお金を払っても「やっぱり Excel」という帰結になる人は多いと思います。その時その利用頻度が高く無いのであれば、Google スプレッドシートも食わず嫌いせずに試してみたらいいのにな、とも思いました。
次回は Excel 自体のお話ではなく、Excel を用いた無料のオンライン研修「社会人のためのデータサイエンス演習」と、その補足で解説と演習があった "R" をちょこっとだけ使ってみた経験をご紹介するつもりです。