2年半前にそれまで使っていた NAS を代替した QNAP TS-453Be ですが、ファンの音が少しだけ大きくなってきたような気がして掃除やらテストなどをしてみた、というお話です。
結果としては無音になった訳ではないですが、少し静かになったような気もしますし(気のせいかもしれませんが)、改めてファン時の状態の確認や HDD (ハードディスクドライブ) の健康状態なども確認できたので良かったかな、というオチです。
ファンの音? → 久しぶりの大掃除
現在は NAS を比較的気温が安定しているリビングの片隅に置いています。一方 MAC や PC は私の作業部屋に置いてあるので、作業中の NAS の動作音は聞こえませんが、夜リビングにいると(MAC などはや使っていない)NAS から微かに音が聞こえてきます。以前ホコリが溜まっていた時ほどではありませんが、夏頃から夜など軽くファンが回っているような音が NAS から聞こえていました。
しかし、NAS の状況を確認できるスマホアプリの QMamager で確認しても、確認した時点でファンが高速回転しているようなことはありませんでした。しかし、もう年末ということもあり、NAS の大掃除をすることにしました。
本体のファン?
まずは NAS エンクロージャー周りのホコリを掃除機で吸い取ります。背面のファン周辺だけではなく、通気のためのスリットや、プラグが刺さっていない LAN ジャックなどにはそれなりにホコリは溜まっています。
次に本体のカバーと HDD も外し、大きなホコリはハンディ掃除機で吸い取り、細くなっている部分は綿棒でホコリをかき出しました。
あと NAS 本体のホコリで気になるのは、ファン本体。羽根の表面にはうっすら白くホコリがこびりついていますが、構造上(安全上?)ファンに直接指で触れることはできないようになっています。隙間から羽根の表面を綿棒で拭ってもザラザラしており、こびりついたホコリはそう簡単に取れそうもありません。ファンを筐体から取り外して工夫すればもう少しなんとかできるかもしれませんが、今回は諦めます。
HDD 装着順はテプラで
清掃の話ではありませんが、装着済みの HDD を一旦外した後に再装着するときに HDD の装着順序がわからなくなります(もしかしたらどこかに目印があるのかもしれませんが少なくとも老眼の私には目印は見えない)。 実際過去に逆順に HDD を装着して NAS が正しく起動しなくなった経験があり、その反省からテプラで装着順の目印をつけてあるので、今は間違えることなく再装着できす。ラベル貼りはお勧めです。
拡張カードのファン?
通常でも回転数としては NAS 本体のファンより高回転で稼働しているのが拡張カードのファン。そもそもファンのサイズが小さいこと、本体内部にあること、そして発熱が大きいこともあるのでしょう。 私の TS0453Be には、10GbE とキャッシュを載せた拡張カードを装着してあるので、それも一旦本体から取り外しカードの表面のホコリを掃除機で吸い取ります。カード上の放熱スリットの間などは綿棒を無水アルコールで濡らして銅板表面を拭うと綿棒が真っ黒になったので、そこそこの汚れは溜まっていたようです。
HDD 自体の音?
本体の次にチェックするのは 4本内蔵している HDD です。
本体から外した HDD は軽くクイックルワイパーで拭い戻します。
HDD のテストを行う
HDD に異常があったとしても外見で分かることは無いので、テストを行う必要があります。今年一度テストしているはずなのですが、パネルのどこで操作するのか一目見ただけではで思い出せませんでした。どうやら QTS のバージョンアップの過程で UI も変更になったのかもしれません。
結論としては、
"Storage & Snapshot" アプリ → "Storage" → "Disks VJBod" → パネルの最下部 "view details"
から行えました。
今回も "complete test" を実行し、3TB HDD は大した時間がかからず終わりますが、8TB は一晩かかります。
全ての HDD のテストを終えるにはそれなりに時間はかかりましたが、どの HDD も正常だということが確認できてここでも一安心。
HDD 温度アラームの設定を確認しておく
もう少し何か確認しておこうと思い、以前設定した HDD 毎の温度アラームの設定を確認して終わろうと思いました。今まで NAS のアラームに温度異常は上がってきたことは無いのですが、そもそも何度に設定したのか分からなくなっているので、アラーム設定温度を確認しておこうということです。
HDD の温度は負荷によっても変わるでしょうけれども、個人利用のような低負荷の場合はそのモデル毎にずいぶん異なります。うちの構成だと 3TB HDD だと 30℃ 前後だけれど、8TB HDD だと 40℃を超えているのが普通です。
一方設定の方はどうなっていたでしょうか。
Configuring a Disk Temperature Alarm | QNE Network 1.0.x
設定は 55℃ だったのですが、試しに 8TB は 50℃、3TB は 40℃ に変更してみました。もしこれでアラームに上がったりしたらどんなときに温度が上昇したのか、音もうるさくなっていたのか、なども合わせて確認してみようと思います。
【過去の我が家の NAS の掃除と点検の流れ】
おまけに、今までどんな手入れを行なっていたか拾い上げてみました。
2020/06 - 現行機 TS-453Be の導入
自宅 NAS 交換 (1) QNAP TS-431p → TS-453Be - KuriKumaChan’s diary
2022/04 - 大掃除したら結構ホコリが溜まっていた
春めいてきただけなのに QNAP の NAS のファンが回り始めてビックリした - KuriKumaChan’s diary
2022/08 - 拡張カードの掃除
今年2回目の NAS 清掃 - 涼しくてもファンが回る -QM2拡張カードも掃除しよう - KuriKumaChan’s diary
2023/03 - HDD をテストしてみる
QNAP の NAS の機能拡張の準備 - 健康状態を確認し、HDD のテストをしてみる - KuriKumaChan’s diary