最近「モニターライト」というものを目にするようになったので実際に買ってみたところ、今までの LED デスクライトの不満が解決した!というお話です。
デスクに大型のモニターを設置しているためにデスクライトの設置や取り回しに不満がある方にはオススメの解決策だと思います。
デスクライトの不満
慣れ親しんだ「Zライト」のアームがモニターと干渉する
長年、山田照明の「Zライト」を作業机のライトをとして何十年?も使ってきたきました。昔々は「電球」でしたがその後は「蛍光灯」に、4,5年前に LED モデルに買い替えました。
Z-LIGHTこのライト自体は明るく取り回しも良いので大きな問題もなく使っていたのですが、その直後に自宅の仕事環境改善のために LG の 32インチモニターを導入して、今まで考えたこともない困ったことが発生しました。
モニターの環境としては、Windows PC をメインに使っていたことから長く EIZO の CX240 を使っていて、CX240 自体には不具合も無いので LG と二つのモニターを併用する運用としました。
(2台にモニターをそれぞれ Ergotron で配置)
そうなるとパソコン (今は Mac) の作業環境としてはマルチディスプレィでとても快適になったのですが、机の目の前が二つのモニターで隙間なく塞がれてしまい、「Zライト」の設置に制約が出てしまいました。
まず、「Zライト」のマウントを設置する場所に制限が出てきます。Ergotron とぶつからないように、二つの Ergotron のマウントをできるだけ左右に広げて設置し、「Zライト」のマウントはその間に設置しました。
マウント自体は設置できたのですが、「Zライト」下部アームは曲げることができなくなりました。つまり目の前の二つのモニターの奥からライトを手前に持ってくるためには「Zライト」の下部アームを垂直に固定したまま、上部アームをモニターの上部に多いかさるようにする必要があります。その結果、「Zライト」のライト部分は結構高い位置から机上を照らすことになりました。
モニター使用時にライトが視覚に入って眩しい
大型のモニターを常用すると、ノートパソコン単体を机上で利用するのとは異なり、視線が結構水平より上に行くことが増えます。そうなると、高い位置にあるライトをしたから見上げるように視界に明るいライトが入ります。ライトを直視しなくても良いようにライトの傘を調整すると、今度はライトがモニターに映り込みます。ライト自体の照射角が広いので「ライト自体が視界に入らないように」ということと「ライトがディスプレィに映り込まないように」という二つを両立させることができませんでした。やむなく、
- モニターを見る時はライトを消す
- 机上の書類を見たり文字を書くときはライトを点ける
という運用を続けていました。
モニターライトが結構使われているらしい
たまたま、誰かのブログでこの BenQ ScreenBar Plus と言う製品を知り、ネットで調べてみると、モニターライト自体が「直接目に光が入りにくいため眩しいと感じるこ」と言う評価がありました。
Amazon で「モニターライト」と調べると山のような製品がレコメンドされます。大半は知らないメーカーのものばかりなので、BenQ ScreenBar に絞ってみると、どうやら私が紹介記事で見た Plus と言うモデルは売り切れで、リモコンスイッチのないモデルと、ワイヤレスリモコンモデルの Halo と言うもの出るだけが在庫がありました。
BenQ ScreenBar Plus を導入
最初はワイヤレスリモコンタイプの Halo にしようとも思ったのですが、ワイヤレス、と言うことはリモコン自体にバッテリーがあると言うことで充電が気になるのでケーブル式リモコンの Plus を Ben のオンラインストアで購入しました。
(実際には在庫切れだったので、在庫補充のお知らせを 1,2ヶ月待ったからの購入でした。また、この記事を書いている 2023/03/20 時点では Amazon でも在庫が復活していました。)
USB 給電でも必要十分な明るさ
USB-A ポートで 5V 1A 。AC 100V の「Zライト」に比べると最大光量は劣ります。しかし「Zライト」も最小の光量で使っていたので実用上の問題は全くありません。
実際に手持ちでたくさんある古いモバイルバッテリーで使っているのですが、なかなかバッテリーも減らず省エネで使うことができます。
ただし、大きな光量が欲しい時、例えば半田付けやルーペを使うような手作業でモニターを使わない時は「Zライト」の方が楽そうなので、「Zライト」は廃棄することはせず取っておくことにしました。
広過ぎない照射角をうまく調整できる
BenQ ScreenBar Plus 本体は LG のモニターの上部に取り付けて(モニターの上端にの載せているだけ)、手元のキーボード(机の手前方向)からモニター下部(机の奥方向)までをちょうどよく照らしてくれます。ScreenBar 自体がモニターの上でライトの自重と重りをうまくバランスを取っているために照射方向の微調整も問題ありません。
しかも ScreenBar を最大光量にしなくとも、自動光量調整機能があるので、おまかせで調整された光量でもイイ感じです。
もちろん「Zライト」に比べると奥行きや左右方向も照射角は狭いです。
昔々、デスクの上では書籍や書類だけの作業を行う前提では「Zライト」の広大で均一な照射角が好まれていたのだと思いますが、モニター仕事の方が増えてくるとそれが必ずしも常に最良ではなくなったようです。
モニターへの映り込みが最小でモニター上部が見やすい
「Zライト」の不満として挙げたモニターへの写り込みがほとんどないのも嬉しいです。
映り込みはほぼ完全にありません。私の LG 32UL950 の場合は、モニターの縁に若干反射が感じられますが、LCD 部分がギラギラ光るようなことはありません。ほぼほぼ上の画像通りのイメージだと考えて良いと思います。
細かい点も良い(調整リモコン、色温度調整、自動調整、等々)
このライトには色温度調整機能もあり、手元のリモコンで調整可能です。
丸型のリモコンには真ん中にダイヤルがありますが、4時と 8時の位置にボタンがあり、ダイヤルで調整する対象が光量か色温度かボタンを押してキル変えることができます。
リモコンの 12時の位置には受光部があり、光量と色温度を自動調整してくれますので、私の場合は「おまかせ」で使っています。
使い始めて 2週間ほど経ちますが、今のとこと特に不満もないですし、眩しい思いも暗いと感じることもなく、ライトのスイッチを on/off する手間もなくなり、久しぶりに「本当に買ってよかったな」と満足できるものでした。