久しぶりの記事となりました。今回は 2年ぶりの iPhone の機種変更手順を書いておこうと思います。2年前に機種交換をした際の手順を記録してあったので、今回もその自分の記事を参照しながら作業しました。
基本的には今回も 2年前の手順と同じなのですが、若干移行方法が改善されていたアプリがあったり、2年前には使っていなかった種類のアプリで移行後に手間取るなど微妙な違いはありました。その他に大きなインパクトがあったのが Mac の Music ライブラリとの同期ができなくなった（Mac にある音楽が iPhone に同期されない）ことでした。
あと、大きな違いとしては、今まで移行済みとなった旧デバイスはヤフオクで売却していましたが、今回は Apple から提案のあった Trade in を利用しました。
クイックスタート
購入した iPhone (15 Pro Max)を箱から出したあとは念の為満充電。そのあとはもうお馴染みのクイックスタートを使って旧 iPhone (13 Pro Max) から丸ごと移行します。データ転送方法で iCloud 経由と Wifi 経由が選択でき、2年前は iCloud 経由を選択したようですが今回は Wifi 経由を選択。それでもアプリはネットから再ダウンロードし、結局どちらが早いのかはよく分かりませんでした。
クイックスタート完了後
前回の経験上、手作業による移行が必要なものが分かっていましたので、これらの作業をクイックスタートの転送完了後に行いました。
物理 SIM - IIJmio タイプA
前回と同じ IIJmio の物理 SIM ですが、前回はタイプD (ドコモ回線) だったものをタイプA (au回線)に変更していましたが別段違いはなく、新 iPhone に物理 SIM 装着後に構成プロファイルを導入する必要は今でもありました。
LINE
LINE アプリの設定で「トークのバックアップ」は設定してあるものの、念の為に直前に「今すぐバックアップ」を行い問題なく移行完了。
Mobile Suica - 実はクイック転送で完了していた！
これはその場での確認を丁寧に行なっていなかったのでスクショも何も残していないのですが、どうやらクイックスタートの流れの中でデータ移行も行われるようになっていたようです。ガラケーの頃からそうでしたが、2年前までは「一旦残高をサーバーに預ける」作業が必要でしたが、今回はそう言った作業なくいつの間にか新 iPhone に移行されていました。
大きな流れとは関係ない細かい作業
データや設定の移行作業とは関係ありませんが、実際に使い始める前にやっておかなくてはならないことがあります。
保護フィルム
ケースは後回しにしても構わないかもしれませんが、ディスプレイがキレイなうちに保護フィルムは貼っておきたいものです。作業とは関係ない話ですが、ヨドバシで吊るされているものからそう高価ではないものを選びましたが、最近のフィルムは強度のためだとは思いますがずいぶん厚くなっているようですね。
iPhone の「名前」を変更 - 旧デバイスの名前がそのまま
「設定 > 一般 > 情報」で表示されるデバイスの「名前」は旧デバイスのものがそのままコピーされています。私は自分の名前などは設定せずに機種名を名前として設定してあるので旧デバイスは "iPhone13 Pro Max"。これが iPhone 15 にもコピーされてしまっているので変更しています。 ちなみにこの「名前」は Airdrop の時や Mac と同期する際に表示されるものなので、間違って旧デバイスを使っていないことを確認するためにも設定が不可欠です。
予定していた移行作業はここまでなのですが、当然細々とした後始末は覚悟しておきます。
いくつかの後始末
エクスプレスモードの設定は正しく引き継がれない？
翌日電車を乗るのに引っかかったのがモバイル Suica の設定。自動改札で入れませんでした。これは「ウォレットと Apple Pay」の設定にある「エクスプレスカード」の設定が Suica 以外のカードになっていたためでした。これを Suica に設定して入場は OK となりましたが、Suica にチャージする際に「メインカード」も旧デバイスとは異なった設定になっていたことに気づきました。
この辺りは日本独自仕様なのかテストが十分ではないのでしょうか。
認証アプリは移行後すぐに利用確認しておいた方が良い
2年前には adobe のものくらいしか使っていなかった認証アプリが増えています。adobe に加えて Microsoft, Google, Authy, ゆうちょ認証などずいぶんこの手のアプリが増えてしまいましたが、 (実は2年前から結構認証アプリは使っていたことが後から判明)
Authy のように何もせずそのまま利用できたものもありましたが、ゆうちょ認証アプリのように再インストールと再設定が必要なものもありました。この手のアプリは別アプリの認証で必要となるものなので、いつ使うか分からないものなので、デバイス移行後はまずは一通り認証アプリを起動してみる必要があると思いました。
一応下記情報を参照しました↓
機種変更 スムーズに移行できるAuthenticatorアプリ 完全ガイド | りんか ネット
と思いましたが、実は2年前の移行の際にも認証アプリは後から苦労していたようでした。せっかくブログに記録しておいたのに自分で参照しなかったのは情けない...
Mac の Music ライブラリと同期できない？
これが該当する人は少ないと思いますが、私はローカルの Music ライブラリは iCloud と同期しておらず、iPhone を Mac に接続して同期しています。
前回 (2年前) までこのような現象は起きていなかったと思いますし、今回の作業直前の iPhone 13 Pro Max を利用している時には経験したことのない現象ですが、iPhone 15 Pro max に移行後一番困ったのは Mac のローカルライブラリを iPhone に同期できなくなってしまったことです。
正確に表現すると、Mac と iPhone を接続し（当然 Lightning ケーブルではなく USB-C ケーブル）、Mac の Finder 上で接続した iPhone を開き「同期」ボタンを押すことにより同期は一旦始まるのですが、全く音源ファイルが iPhone に同期されることが無くなってしまいました。もう少し説明すると、もともと Music アプリ側の設定でチェックマークを入れてある曲だけを iPhone に同期する設定にしており、実際旧デバイスではそのように同期していたのですが、新しい iPhone では一曲も同期されなくなったのです。
結局、Music アプリ以外にも Finder 上の iPhone の設定側にも同期に関する設定があって、上記の画像にある黄色枠の「ミュージック」にある同期の設定を色々いじって必要な曲が同期されるようになりました。Finder 上の設定が最初の段階でどのようになっていたのかもう分からなくなってしまいましたが、同期は「ミュージックライブラリ全体」が選択されていたように思います。それを「選択した...」を選び、下のリストからアーティストやアルバム単位でチェックすることで必要な曲の同期ができたようです。
今までこの Finder 上の同期設定をしていなかったのになぜ上手く必要な曲が同期できていたのか？なぜ iPhone 15 に変えたら一旦同期ができなくなったのか？
などは今となってはもう分かりませんが、iPhone 15 を使い始めて 2週間くらいで同じ現象が再発したので少し嫌な雲行きを感じます...
ハードウェアの問題というよりは、Mac OS 13.5.2 もしくは iOS 17.0.3 の影響という感じがしますが。
下取りは Apple Trade in
私の理解では、使わなくなったデバイスはヤフオクに出すのが一番高価に売却できると認識しています。カメラにしてもスマホにしても私は長年うヤフオクで売却していました。しかし、Apple のページには機種ごとの最大下取り額が掲載されていて、ヤフオクの相場と比べて良いとは言えないけれどもさほど悪くはない金額です。
下取り金額は後ほどクレジットカードの利用料金が -¥94,000 計上されました。
ということで、以上が今回の iPhone 15 Pro max への移行の顛末です。実は、iPhone の移行作業をしてからすでに1ヶ月ほど経ってしまっており、記憶が誤っている部分もあるかもしれませんがご容赦を。
